『現代農業』10月号が届きました。この号から矢野さんの「大地の再生」について、私が執筆する新連載が始まります。
今回は6ページ構成で、三重県熊野町のミカン園の例から。
カラーイラストを入れて、技術的な内容を解りやすく丁寧に解説していきます。
取材は4/25のもので、早くからプレゼンはしていたのですが、雑誌媒体は数ヶ月先まで企画が埋まっていることが普通なので、今号からということになりました。
私としても雑誌連載は5年ぶりで、大変楽しみです。10月号、書店発売は9月5日です。
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さて、このあたりで私と「大地の再生」との出会いから、現在までの取材過程を一覧としてまとめておきたいと思います。私もデーターベースとして活用したいので(笑)。
KさんがGomyo倶楽部と私のアトリエに訪ねてきて矢野さんらの活動を知ったイントロ(2018.3.4)。
矢野さんとの最初の出会い、記念すべき第1回取材、屋久島(2018.4.5〜8)。
2回目の取材、奈良県陀市室生で行われた大地の再生講座、土砂崩壊の矢野さんの解釈と処方を見たいと思い(2018.4.17〜18)
そして自分の敷地でも(2018.4.21)。
取材3回目、三重県熊野市「みかん園」と「棚田の再生」(2018.4.25~26)
取材4回目、アトリエから最も近い大地の再生フィールド、岡山へ(2018.4.30)。
龍王を尾根に祀る意味(大地の再生〜百田みたからの集い 岡山/1)
水脈整備と風の草刈りで変わったこと(百田みたからの集い 岡山/2)
そしてアトリエの「風の草刈り」いよいよ本格的に(2018.5.11)。
さらにアトリエ敷地に水脈と点穴を、草と炭のグランドカバーも(2018.5.13)。
取材5回目、奈良宇陀市室生、農家⺠宿の敷地、段畑の石垣崩壊地の修復。矢野さん不在の現場で(2018.5.17〜18)。
取材6回目、再び岡山百田へ、そして津山市阿波へ。若き猟師R君に会う(2018.5.28〜29)。
取材7回目、屋久島再び(2018.5.30〜6.3)。
取材8回目、矢野さんの強い誘いで福島県三春の現場へ。現地の造園屋の親方は、僕の本の読者だった(2018.6.13〜15)。
大地の再生講座@福島県三春福聚寺(1)/池と大樹の機能を取り戻す
大地の再生講座@福島県三春福聚寺(3)/ショート草刈り編・炭と有機物の関係
大地の再生講座@福島県三春福聚寺(5)/溝埋戻し、石の配置、枡設置
取材9回目、昨年の九州北部豪雨の被災地、福岡県朝倉市へ。周囲は古くからの林業地でスギの人工林の土砂崩れで出た流木がまた被害を拡大した(2018.6.25)。
取材10回目、西日本豪雨が起きた。その関連で広島と、九州朝倉へ再び(2018.7.13〜14)。
取材11回目、三たび屋久島へ。諸事情のためパスワード公開としています(2018.7.23〜25)。
保護中: 第3回・屋久島(大地の再生)1
保護中: 第3回・屋久島(大地の再生)2-1
保護中: 第3回・屋久島(大地の再生)2-2
保護中: 第3回・屋久島(大地の再生)3-1
保護中: 第3回・屋久島(大地の再生)3-2
取材12回目、西日本豪雨を矢野さんの手法で再生するプロジェクトが始動。被害が深刻かつ支援の遅れている愛媛県宇和島市と広島県呉市へ(2018.8.4〜5)。
取材13回目、被災地の支援活動【西日本豪雨被災地 大地の再生プロジェクト】マニュアルづくりに協力することになり、広島県呉市を追取材(2018.8.19)。
以上、というわけでよくぞ行ったりよくぞ書いたり・・・それだけ魅力的なテーマなんですね。今後は『現代農業』の連載と並行して豪雨被災地再生マニュアル、そして「大地の再生」の思想と技術の書籍化を目指します。
皆様のご支援ご協力よろしく!!
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追記
取材14回目、被災地の支援活動【西日本豪雨被災地 大地の再生プロジェクト】広島県呉市を追取材(2018.9.11-12)。
西日本豪雨被災地@広島呉市安浦1-2/水たまり改修、現場下見
西日本豪雨被災地@広島呉市安浦2-2/家周りの水脈整備・追加
西日本豪雨被災地@広島呉市安浦2-3/放置田の整備と単管外し
取材15回目、福島県三春町「福聚寺」再訪。その足で宮城県仙台市へ。長く造園工事に関わっている工事現場を初取材。帰り道、名古屋で会議に出席(2018.10.2-4)。
取材16回目、長野県八ヶ岳の麓にある「大地の再生 結の杜づくり」事務局での理事会に参加。翌朝、レンタカーと新幹線をつないで仙台の現場に向かう(2018.10.18-20)。
取材17回目、北海道名寄市の見立てに同行する。矢野さんのタイトなスケジュールを縫っての日帰り取材(2018.10.24)。
大地の再生・見立て@北海道名寄の森1/北の桃源郷を取り戻すには
大地の再生・見立て@北海道名寄の森2/羊とチョウザメ、最北の田んぼ
取材18回目、矢野さんの集大成の仕事ともいえる福島県三春町の「福聚寺」、そして宮城県仙台市の「仙台秀明」、さらに岩手「ルーデンス農場」へ(2018.10.31-11.4)。
福島県三春町「福聚寺」再訪2回目・後編/有機的排水溝、夕暮れの紅葉
大地の再生講座・岩手@ルーデンス農場1/草地と森と水路の機能
取材19回目、宮城県仙台市の「仙台秀明」4回目の来訪。矢野さんの庭師としての秀逸さに感嘆する、そして有機アスファルト、草本の植え方など。(2018.11.27-11.30)。
大地の再生@仙台秀明/3-1,有機アスファルト、その混合割合とコツ
大地の再生@仙台秀明/3-2,有機アスファルトの道具たち、再生砕石仕上げ
大地の再生@仙台秀明/4,ブロワーの使い方、庭は自然の相似形
取材20回目、愛媛県宇和島市のみかん山へ2回目の来訪。講座主宰のAさんは僕の本の読者で、茨城出身の同郷者である。(2018.12.23)。
大地の再生@宇和島市吉田町/1,急傾斜崩壊地の抵抗柵の作り方
取材21回目、宮城県仙台市の「仙台秀明」5回目の来訪。植栽と茶庭の完成を見に行く。(2018.12.26-27)。
大地の再生@仙台秀明/2,敷地周遊、池・目隠し・杭打ち比重1
農業まなべますか
農業に直接関わる内容でもありますが、農家さんにとっては農地以外の敷地の整備にも有用な内容と思います。ぜひ手にとって読んでみてくださいませ。