午後の工程を皆で確認し合う。今回はぐいぐい引っ張るカリスマの矢野さんがいない。現場ではスタッフ同士の意見の出し合いや調整がその都度行われる。
この石垣は道作りのときに下段から移築したものだそうで、掘削で根石が動いてしまい、杭で補強することになった。変化点の掘削は、石垣の場合この根石が動くという危険が常につきまとう。三重の講座で矢野さんがおっしゃったように、油のある針葉樹の杭と、植栽(積み石の間に雑草の根などを潜り込ませる)でこれをフォローするのである。
そこに炭をばらまき、コルゲート管を据えていく。
今回はなんとセパレーターのほかに竹の杭が登場した。しかも節のところを利用して抜け止めとしている。ところがサイズが短かったようで作り直しを手伝うことになったのだが、私がナタを膝に当てて面取りしていると「職人が作った竹杭のようですね」と笑われてしまった。
コルゲート管の上に保護として枯れ竹を割ったものをかぶせる。これもまっすぐ平行ではなく、ちょいとねじれを入れて重ねるのがコツ。
さらに竹の枝葉をかぶせ、その上に炭をまく。
竹の枝葉はただ上に置くのではなく、図のように下流方向に枝元を挿していく感じで重ねていく。こうすれば風や水で流れることもなく、またフィルターとしても機能しやすい。
点穴には短く切ったコルゲート管を挿しておく(中に倒れ止めの竹が刺してある)。
いよいよ崩れた石積みの補修にかかる。まずは根石の据付だが、軟弱でグリ石や転圧が効かない場所なので、木の枝を敷き・・・
その上に今回出たものの中で最も大きな石を置いていく。ここで時間切れ。続きは明日。
予定していた温泉が休業日で、急遽ネットで探して地元の銭湯に入りに行った。久しぶりの劇渋銭湯を堪能w。
夜は報恩寺というお寺に泊めてもらう。残念ながら本堂の板の間ではなく、普通の和室だった。が、ここでたいへん美味しい地酒をいただいたり、地元アーティストの弾き語りを聴いたりと楽しい一夜であった♬
(続く)
いつもながら、わかりやすい解説をありがとうございます^_^
1つ1つ講座での作業が蘇り
写真とバッチリな絵のチカラで シッカリ復習が 何度も何度も出来ました
心強いですっ(≧∇≦)
ありがとうございます。新しい猫が来たもんでバタバタしてレポート遅くなりました。今後ともよろしくお願いします。