大地の再生講座@福島県三春福聚寺(4)/配管と石積み・前編


午後から道の配管と石の配置に入る。車の通行があるので、今日は半分まで施業し、明日残りをやってアスファルト舗装まで終わらせる予定。

道を横断するパイプは左右の側溝に入るのだが、石積み側はこのU字溝の下にもう1つのU字溝があるという複雑な構造。

そこにコルゲート管を入れ通気を確保する。

ここでも炭と有機素材、まず竹枝。

枝はコルゲート管を覆い隠すほども入れて、コンクリートのガラを載せていく。

そしてまた炭。

その上に広葉樹の伐採枝。

その穴をふさぐように大石を載せる。

バールで位置を微調整。

さらに深掘りをする。

途中に止水栓があったので蓋を抜き、コルゲート管を被せて保護しておく。これは後日、別の業者取り付け直すことになる。

さらに手掘りする。コルゲート管の埋め込みベースは、地面への浸透を促したいときは底面を平らに、誘導排水を優先したい場合は底面をV字に掘る。今回は後者だ。ツルハシでただ目標の深さまで漫然と掘るのではなく、手感触で地質や水分を感じ取る。やはり地山とアスファルトの基礎との間に湿気がにじんでいるようだ。

その谷に粗いほうの炭をたっぷり入れる。

その上にパイプを敷設。

先ほど大石を乗せた側面を手動のブレーカーで壊して、下側のU字溝に末端を差し込む。

セパレーターで止めていく。

竹を入れる。

その上に炭。やや小さめのクズ炭を使う。

さらにコンクリートガラをばらまくように置く。石の置き方もただデタラメに置くのではなく「水が流し込んだように、行ったり来たりしているうちにどこかで噛んでくる」というイメージで置く。

当初、矢野さんは石積みを壁にしてその前に管を敷設するイメージを持たれていたが、この上に直接石を敷くことに変更した。石置き場にちょうどいいサイズと厚みを石を多数見つけて、それを選びにいく。

(続く)


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