業者に石を運んでもらう間、矢野さんは反対側の溝のほうにまわり、2つの枡の間の埋戻しを始める。たっぷりの竹。
竹枝葉をたっぷり。
そして炭。
そこに掘削で出た石のうち大きめのものをクワで転がして入れていく。
重機で点圧。
さらに、最上部にもう一本のコルゲート管が配される。下流側を枡の中に差し込む。
上流側は枡とコンクリート壁に挟み込んだだけ。これでこの溝には3本のコルゲート管が敷設された。最上部は表流水を受け持ち、空気穴をして機能する。コルゲート管はジャバラの窪みに穴が空いているので、水も通すが、実は通気を確保する機能が非常に重要なのだ。地中の空気が動かねば水も動かず停滞してしまうからだ。
管の両側面に炭がたっぷりとまかれる。ここは全体にばらまくのではなく、管を包むように置く。炭のサイズやまき方にも理由があるのだ。
さらに竹枝葉。あとはコルゲート管の上部を開けながら土を埋め戻す。
石が到着したので道の溝の作業再開。石を載せる前に竹枝葉や広葉樹枝葉が敷かれる。
その上に石。
バールで高さ位置の調整。
土の状態をみて、沈下しそうならセメント粉をまく。
かい石を大ハンマーで打ち込んでいく。
長石がいい感じで納まった。今日はここまで。
溝のほうの枡にはグレーチングで蓋をかける。既製品の枠が現地で入手できず、コンクリート枡を裁断することに。
これは明日、モルタルで擦り付ける。
明日は残り半分の早朝から一気に片付け、アスファルト舗装まで行う予定。しばし通行止めの時間ができるだろう。
(続く)