1993年(34歳)から1998年までの5年間、「人形劇団プーク」に関わりを持った。最初はプークの機関紙『みんなとプーク』の表紙絵の仕事を。劇団創立65周年の新年号の表紙ということでスタジオ・ノーヴァの星野毅さんがアートディレクションしてくれた。
翌94年、新宿紀伊國屋ホールで上演された「エルマーと16ぴきのりゅう」の劇場パンフレットで注目され、次に『みんなとプーク』に小スペースながら3回の短期連載の仕事が来た。自然に関することならなんでも・・・ということで「トライとらい」というタイトルでチョウとフライフィッシングとキャンプの3本立てで、A4版の縦位置に納まる細長のスペースに線画と書き文字をびっしりと(笑)。後年『増刊現代農業 』で僕の「書き文字」の場が大きく開花するのであるが、このプークの仕事が事実上、手書き文字デビュー作ということになる。
1)チョウを探しに
2)毛針で魚釣り
3)キャンプしようぜ!
その後、劇場のリーフレットをデザインしたり劇の中で使うスライドデザインの仕事などもやらせてもらった。2003年にはオマージュとして「プークとぼく原画展」を埼玉県神川町のギャラリーで開催した。
pukは今も元気に活動中である。