雪の山景色が見たいのと石臼を探しに、渋川~伊香保方面へ。伊香保はけっこうな積雪があった様子。初めて行く階段街は雪が残ってちょっと怖かった。しかし雪山の夕景色はすばらしかった。階段の中間地点にあるなかなか渋いカフェで休憩。
月: 2005年12月
囲炉裏と灰と山林と
一日囲炉裏を燃やしながら、あれこれ実験したりする。僕も寄稿している『現代農業』最新号の灰特集がなかなか面白い。囲炉裏を使うと毎日灰まみれになるが、この灰というやつなかなかのスグレモノで、健康にも役立つらしい。灰というのは有機物が燃えてミネラル成分が残ったものだ。また、煙の中にも気化しやすいミネラルが含まれているという。灰を使った「あくまき」という郷土料理を鹿児島で食べたことがあるが、これは灰の成分を利用した健康食だという。灰を入れた入浴剤は疲れ知らずの身体を作るという。ということは、囲炉裏の灰まみれ生活は、なんと健康法にもなるではないか!
野菜サラダ、秩父夜祭
朝、畑に出てホウレンソウ、ハクサイ、フェンネル、パセリを摘んで、それらすべてとカブのスライスを混ぜたサラダをつくる。材料は手で一口大に手でちぎり、水でさっと洗ってサラダスピナーで水きりする。ドレッシングはオリーブオイルとワインヴィネガーをベースに塩、醤油、バルサミコ、黒コショウ、そこに柚子の皮のスライスをパラリ。
マダケ入手、バラ肉の煮込み
実にいろいろあった一日。朝から囲炉裏の火で豚バラ肉と昆布、ジャガイモ、ダイコンの鍋をコトコトと煮続ける。昼頃、Y先生とかねてから約束しておいた竹伐りと、柚子の木を見に行く。アトリエ敷地には竹と柚子の木がない。それを話すと「ウチの竹を伐ればいいよ。柚子の木もあげるから」とY先生。
竹は今がちょうど「伐り旬」だ。他の季節に伐ると虫食いにやられる。加工モノに使うにはモウソウチクよりマダケがいい。しかし伐る本数や位置について、Y先生の指示は厳格だ。山暮らしにおける「所有」の概念と手入れの厳しい感覚を教わった。
冬桜、ニコニコ亭
今日は桜山公園で湯原昌幸歌謡ショーが行なわれる日。僕らはこの日を楽しみにしていたのだ。ロングランヒット曲“冬桜”の旋律とかプロの歌い方とかトークの上手さとか、多いに参考になった。