雪の山景色が見たいのと石臼を探しに、渋川~伊香保方面へ。伊香保はけっこうな積雪があった様子。初めて行く階段街は雪が残ってちょっと怖かった。しかし雪山の夕景色はすばらしかった。階段の中間地点にあるなかなか渋いカフェで休憩。
馬町の農業資材店で新品の石臼をみつける。ソバや麦を自給してアトリエで脱穀、乾燥、粉引きまで自分たちでやってみたいと思っている。そこで製粉だが、石臼は過去の遺物なのだろうか? 現代の機械技術で作られたものは、案外安くて優れたものではなかろうか。ここでは御影石の小さな手回しの石臼(新品)が1万台で売られていた。店の人の話では抹茶用でソバは挽けるかどうか解らないということだった。高崎の大型ホームセンターにも行ってみた。ここではさらに小型の石臼が1万円以下で売っていた。
現代の新品石臼に気づかされたのは、秩父の祭りで物産センターで女性が手回しでソバを挽いていたからである。真新しい石臼で、実に簡単に挽いていたのだ。ソバはなにも麺に打つだけがベストではない。パンケーキも美味しい。小麦の全粒粉は挽きたてなら酸化せず美味しいパンがつくれる。自家用なら手回しで十分なのでは?