Y先生の畑


Y先生のジャガイモ畑の手伝いを約束していた。朝7:30から午後3時過ぎまでみっちりと畑仕事、後で計測してみると収穫量は400kgあったそうだ。途中でY氏が久々に助っ人でやって来て作業的に助かった。

斜面の畑では近くまで軽トラが入れないので、「運ぶ」作業がけっこうキツい。掘るよりも運びで疲労するのである。

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ナルちゃん/Y先生の山村物語


このH集落界隈はオミナエシが群落をつくっている。それは集落のOさんが植えたもので、手入れをずっと一人でされていたのだが、そのOさんが病に倒れてH集落を離れてしまったのは昨年の春。オミナエシは草刈りなどの手入れをしないと他の草に埋もれてしまい、おそらく衰退していく。Y先生と「なんとかしたいですね」と僕らは相談していたのだが、今日の午前中にその作業をやることにした。朝8時過ぎから昼までみっちり。全部はやりきれなかったが、Oさんのオミナエシ分布の全体像がだいたいわかった。しかし、これを一人でこなしていたんだから、まったくOさんは凄い人であった。

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戦争とガラスの建築


午前中はブログの更新。ちょうど1年で規定の50MBを使い切ってしまった。新たにNo.2を立ち上げる(このブログのことです)。いま、ホームページも刷新しようと手を出し始めている。夕刻、Y先生の鬼石町での講演におつきあいする。戦争体験を話される講演を町議の方々が主催したのだった。

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「類推」と「直感」


昨日の畑仕事は予定よりだいぶ進んだ。今日は午前中だけ手伝う約束だが、それも早く終わった。ここに住む人たちにとって、ジャガイモを植えるということは、畑シーズンの始まりを意味する重要な行事なのだ。

「いやあ、ありがとう。オオウチさんたちのおかげで本当にうまくいった。一人というのは、二人の半分にはなれないね」

などと先生は意味深なことを言うのだった。

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畑手伝いにて


Y先生との約束で今日は先生の畑のジャガイモ植えを手伝う。相方と二人分の日当をいただいたのでしっかり働かねばならない。鶏糞をまいたり、雑草をことごとく排除するというY先生の畑作法は、ごく一般にみられるもので、農薬をまかないだけいいほうかもしれないが、僕らの目指す自然農のやり方とは異なる。それでも、この体験は貴重なものである。

斜面の畑では耕しながら土を上げていかねばならない。これが重労働なのである。それはいいとして、鶏糞をまくときがクサイ。辟易するたまらない臭いだ。そこに植えるときにまた臭いを嗅ぐことになる。自然の空気の中で土をいじり爽快な汗をかくはずが、この臭いの一点ですべてが楽しくなくなる。農業とはそんなものだ、と人は言う。しかし、本当にそうか?

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