ドングリパンケーキ、白菜鍋


個展最終日、Y先生ご夫妻とななくさで食事をし、搬出を終えて翌日からの個展販売の搬入の方々と入れ違う。その足で城峰公園へ。鬼石の桜山公園は冬桜で有名だが、神流川をはさんで対岸埼玉県側にあるこの公園も冬桜で売り出している。帰りは神流ダムの右岸を走って帰還。夕映えの紅葉が奇麗だった。

アトリエのカシの木の下のある紅葉(もみじ)も真っ赤に染まってきた。朝、相方が精製していたドングリの粉でパンケーキを焼いた。小麦粉を半分、卵を1個使ってベーキングパウダーをいれてフライパンで焼く。囲炉裏の煙が立ちのぼり、玄関から差し込む朝の光の筋が美しい。下駄履きでハーブ畑に行き、スペアミントと月桂樹を摘んでドングリパンケーキにハーブティーを添えた。

夜は初めて採取した畑の白菜で鍋。白菜はちょっと小さめだが、生でかじると驚くほどの甘さがある。鍋で煮込んでもシャキシャキ感があって本当に美味しい。アトリエの畑の産物には感動しっぱなしなのである。

middle_1133530764

“ドングリパンケーキ、白菜鍋” の続きを読む


西上州名峰の昔


前橋の県立図書館で郷土資料を探した。3日に楽しみにしている秩父夜祭りに関して調べものをしようと思ったが、考えてみれば秩父は埼玉県だ。上州の本で『秋山郷と西上州の山々~首都圏から最も近い秘境案内~』小板橋光著(山と溪谷社’92)という山岳紀行を見つけて借りる(アトリエのあるH集落はこの西上州の山の麓にある)。

「瀬林から三十分程で、神流川に架かる古鉄橋を渡って神ヶ原に到着した。十石峠に通じる国道で万場行きのバスを待っている間に、雨は急速に上がって青空が広がり、神流川を隔てた正面に叶山が全容を現してきた。急峻な岩肌を巡らせた岸壁となだらかな丸みを持った頂上は、独特の美しい姿をみせて、古くから西上州の名山と呼ばれた秘境の地にふさわしい雰囲気が感じられた」

“西上州名峰の昔” の続きを読む


ななくさライブ最終日


ななくさでのライブ最終日。お客さんは少なかったが、いろいろ出会いがあって次につながりそうな気配だ。『現代農業』連載をみて以前アトリエを訪ねてくれたIさんも聴きに来てくれた。ライブはいままでで最もいい出来だったかもしれない。 “ななくさライブ最終日” の続きを読む


ターシャの言葉


天気がいいのでお出かけ。埼玉方面へ。今日は二人ともまだ見ていない「長瀞」へ。そして秩父神社へ。長瀞は水量が少ないのが残念だったけれど、さすがに美しい場所だった。秩父神社は名工左甚五郎の彫り物がすばらしい。もうすぐ秩父夜祭りが行なわれる。今年は見にいってじっくりこの祭りを観察したい。

middle_1133179953

“ターシャの言葉” の続きを読む


オルゴール、慈光寺


天気がいいのでドライブに出る。相方のリクエストで埼玉方面へ。小川町と都幾川村へ行った。F1ではない種を扱う「種の森」という会社の商品を探して都幾川村のオーガニックカフェ「ぽっぽの木」へ。小さな木造のお店で、無農薬野菜や無添加調味料、石けん系洗剤、などが置いてあり、奥には絵本や写真集などがあってそれを自由に読みながらコーヒーを飲むことができる。

シェーカーの写真集があって、じっくり時間をかけて読んだ。相方は綿の本にのめり込んでいた。この人、ホントに布モノが好きなのだ。オーナーのMさんはドイツ語の翻訳家でもあり農文協の仕事もしているという。本棚にちょうど僕のイラスト・文の載った『増刊現代農業』があったので、それを開いてあらためて自己紹介をすることになった。木箱に入ったオルゴールも製作プロデュースしているそうで、それで何曲か聴かせてもらった。僕らの森の紙芝居にも興味をもたれた様子だったので、そのうちお見せすることにしよう。

middle_1133178978

“オルゴール、慈光寺” の続きを読む