令和の古民家再生、井戸とムラサキシジミ


泊まらせていただいたのは町内にある古いお屋敷で、中庭が2カ所あり、朝食の後その庭の草刈りや剪定を皆でおこなった。東京から年に数回このご実家の建物に戻り、宿泊しながら家の保全・庭の手入れを行っているということだった。

内装の多くは昭和の新建材改装がされているけれど、一部残された部屋は造作がすばらしく、当時の町の隆盛を物語るに十分だった。しかし、さすがに庭はこの季節にはボウボウになる。剪定枝がどっさり出た。

町にはこの手の古民家がまだ息づいており、保全するにはぎりぎりのところに来ているように思われる。行政側は積極的でないが、いま保全側に回らなければ、やがてミンチ粉砕され駐車場・新建材住宅になるのは目に見えている。そうなればもはや、町の伝統や記憶は消えてしまうだろう。

庭仕事で一汗かいた後、再生に意のある建築家が手がけたという物件を見に行った。この建物は一部が建築家の住まいに、一部がカフェになっている。

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森と畑と家を見てまわる、海岸寺回想


前日のお客様の現場見学へ。暑いので早朝から動いた方がよかろうとのことで、午前中にいろいろ見て回る。森林と畑地から見える讃岐富士。

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和牛クラシタのステーキ


4:00起床。夏はこの時間を過ぎれば畑や庭の作業はOKだ。3日ほど草刈りをさぼっていたのでブオトープからマツまでの埋もれてしまった水脈溝の両岸を刈る。7:00にはすでに汗だく。讃岐の真夏の暑さは尋常ではない。これは海が近いために湿気が多いこともある。ドロドロの衣類を洗濯機にぶちこんで朝風呂。

ちょっと仕事の峠を越えゴールが見えた感があったので肉を食いたくなりステーキ用のクラシタを購入。クラシタとは「鞍下」であり「馬具の鞍(クラ)の下に位置することから」。半額に釣られて和牛を買ってしまった。

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