集落支援員で神流町の椹森へ。前回、探索を試みた神社が空振りだったので再チャレンジする。
沢の奥の二股の中央に道を発見した。
導かれるように、椹神社の社前に出た。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
集落支援員で神流町の椹森へ。前回、探索を試みた神社が空振りだったので再チャレンジする。
沢の奥の二股の中央に道を発見した。
導かれるように、椹神社の社前に出た。
例の美しい格子入り建具が動きにくくなってしまった。この家を借りたときからちょっと動きは重かったのだが、建具がきしむほど引っかかるようになってしまったのだ。2年の閉室状態を経て、私たちが住み始めるとともに空気が動いて部屋が乾き、さらに囲炉裏で燻して乾いてきたために、木が動きだしたのだろうか。
前回の工場の引き戸の直しはユルユルだから敷居をかさ上げしたのだが、今回はキツキツなので鴨居を削らねばならない。それにはノミで削ることもできるけれど、とんでもなく手間がかかってしまう。といわけで、専用の鉋を使うことにした。
右が「脇取り鉋(わきとりかんな)」、左が「底取り鉋(そことりかんな)」である。底取り鉋は天神様の骨董市で800円でゲットしておいたものだ。もちろん刃はいったん外して研ぎなおした。
さて、ロックの3弾目。キング・クリムゾンである。やはりイギリスのロック(私はなぜかイギリスのロックが好き♡)。イエスもピンクフロイドも、そしてこのキング・クリムゾンも、カテゴリーでは「プログレッシブ・ロック」と呼ばれる。
プログレッシブとは前衛的あるいは先進的といった意味だ。Wikiによれば、以下ような特徴をもつものをさすことが多いという。
・アルバム全体を一つの作品とする意識の徹底(コンセプト・アルバム)
・大作主義傾向にある長時間の曲
・歌が短く演奏重視で、インストゥルメンタルの楽曲も多い
・複雑な曲構成(変拍子などの多用)
・芸術性を重視した曲作り
・クラシックやジャズ、あるいは現代音楽との融合を試みたものも多く、高度な技術を有する
・シンセサイザーやメロトロンなどといった、最新テクノロジー(当時)を使用した楽器の積極的使用
・今までにない独創的な音楽性(あるいは既存のプログレバンドの音楽性から強く影響を受けている)
まあ、そんなことはどうでもいいのだ。このクリムゾンの「風に語りて/I Talk To the Wind」の入っているアルバムは強烈なイラストレーションでジャケットデザインとしても歴史に残るのだけれども、1969の作だから私が10歳のときの作品なのだ。日本に住む私がブレイクしたのは高校時代のことだが。
もう時効だから書くけど、18歳の夏、大学の釣り研の先輩と新潟の銀山湖に釣りに行って湖に車ごと落ちちゃったんだよね。後で警察が現場検証したら、45度の急斜面、道路からの湖面までの直線距離は25m。
運転してた先輩は肋骨にヒビ、頭を20数針縫う大ケガ。ところが僕はシートベルトをしてたおかげでかすり傷程度。
「あんた、生きてんの奇跡だわ」って警察に言われました(笑)。
まあ、水中でシートベルト外して窓から脱出・・・ていう大変な目に遭ったわけなんだけど。
その一週間後、地元の友人Oと山形の朝日連峰へイワナ釣りのキャンプ旅を計画していたもんだから、両親にはその事故のことをごまかして釣りに行ったの。
そのとき聴いていたのがピンク・フロイドの『狂気(Dark Side Of The Moon)』だった。友人から借りたレコードを大昔のステレオプレイヤーからラジカセに「空気的自家録」したもんだから、途中で「マサノブ〜(私の名前です)ご飯だよ~」なんてオフクロの声が入っていたりするピンク・フロイドを聴きながら、イワナ釣りへ向かったわけです(爆)。
『狂気』は途切れない組曲になっている。音づくりも素晴らしいけれど、曲と詩も素晴らしい。あれから30年以上経った今も私の胸を打つ。音楽って、アートって、本当に凄い。
桐生は風が強い。赤城おろしの空っ風というやつである。旧アトリエは埼玉寄りの神流川沿いであったので、その脅威は知らなかったのだが、ここでは突風が吹きすさび、庭先に重量の軽いものなど置き忘れておくと、翌朝は消えていたりする。そして、よそ様のブツが転がっていたりする(笑)。
そんな突風のせいか薪釜風呂の煙突の止めワイヤーがぶち切れてしまった。