山の水を使った杵搗き餅の美味さはここのページに書き尽くしたけれども、いや何度食べても美味い!!!
なぜこんなに美味いのか?
餅というのは「水の産物」であることをまずここで確認・強調しておきたい。
まず餅米を洗い浸しておく水。そして蒸し器にかけるとき水蒸気を浴びる水。餅つきの間の手に、手につける水。
そして杵と臼は木。杵と臼がぶつかり合うことで、餅には「木」の「気」が混ざるのだ。
電動のフードプロセッサーと、陶生のすり鉢と山椒の擂り粉木で擂ったものは味が違う。山椒の気が混ざるとともに、実際に山椒の木の微細な破片が混ざり込む。
擂り粉木の薬効をも食べている。