桐生は風が強い。赤城おろしの空っ風というやつである。旧アトリエは埼玉寄りの神流川沿いであったので、その脅威は知らなかったのだが、ここでは突風が吹きすさび、庭先に重量の軽いものなど置き忘れておくと、翌朝は消えていたりする。そして、よそ様のブツが転がっていたりする(笑)。
そんな突風のせいか薪釜風呂の煙突の止めワイヤーがぶち切れてしまった。
屋根に上がってみると錆だらけの針金でみな破損状態。さっそく新品で張り直す。波板の上に載るときは足場板をかけてから上がります(屋根が傷まないように)。
垂木にヒートンを打って3点で止めることにした。これでばっちり!
もうひとつ旧アトリエとの違いは、前は山の中腹(それも南面)だったが、ここは谷(盆地)であり平坦であるがゆえに、底冷えし、冬は日照の恩恵を受けにくいということである。それに谷風が加わるので、標高が低い割りに案外寒い。井戸のシリンダー周りが凍ってしまい、難儀する朝が多々ある。
住まい所を変えるといろいろ発見があるものである。