まだ改装途上なのであるが、とりあえず天井と床を剥がした台所(囲炉裏部屋になる予定)へ、起きがけの朝に足を踏み込むと、おおっ・・・と思わず声が出てしまうほどイイ! 同じ部屋で空間と空気感というものは、こんなにも変わるのか、と。
まず天井が消えて、吹き抜けの高さが出たこと、さらに床がなくなって、その高度間が増したこと。これだけで、広さはものすごく変わった。そして、土壁と土間がもたらす清涼感である。うん、最高だ! なんでこれを失ってしまったのかな、日本人は。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
まだ改装途上なのであるが、とりあえず天井と床を剥がした台所(囲炉裏部屋になる予定)へ、起きがけの朝に足を踏み込むと、おおっ・・・と思わず声が出てしまうほどイイ! 同じ部屋で空間と空気感というものは、こんなにも変わるのか、と。
まず天井が消えて、吹き抜けの高さが出たこと、さらに床がなくなって、その高度間が増したこと。これだけで、広さはものすごく変わった。そして、土壁と土間がもたらす清涼感である。うん、最高だ! なんでこれを失ってしまったのかな、日本人は。
忍木菟屋の改装は続く。玄関からの通路が土間続きで囲炉裏部屋に通じるように、壁を撤去。ここは引き戸があって靴を脱いで台所の床に上がるようになっていたのだが、床を外せば壁が現れ、それを撤去すれば地続きになるというわけ。
ところが、壁際の大引の下に支える束が、ちょっと通路寄りすぎている。戸口のラインを切断するとこの束の支えが効かなくなってしまう。
囲炉裏部屋に改装しようという部屋は、本体は築110年と古いのであるが、昭和50年代に大改装して合板の床と天井による近代的ダイニングキッチンになってしまった。
最後はおばあさん一人で住んでいたということもあって、この部屋のフローリングには絨毯が敷いてあり、掘りごたつが据えてあり、テレビや仏壇まで置いてあった。囲炉裏部屋にするにはとにかく前の改装で手を加えたところを剥がしていき、元の空間に戻すのが手っ取り早い。
今日は床を剥がす。合板の厚板ではめ込まれたものをパールで剥がしていく。
6月半ばに手を染め始めた(こちら)台所改装→囲炉裏部屋計画だが、いろいろ他にもやることがあって中座していた。7月から頼まれていた他の著者の単行本の挿画とDTP仕事もようやく完成。というわけで、いよいよ天井と床の剥がしにかかる。
桐生に来てなにが素晴らしいかといえば、街も人も大好きなんだが、ネットが「光」になってユーチューブが見れるようになったコト!
まず第一弾はジャズギターの巨匠、ジョー・パス。