水道工事、と壁も少し


囲炉裏部屋改装中。

最も急がれる水道工事に着手。

台所は屋内からの本水道(以前は湯沸かし器経由)と、屋外からの井戸ポンプによる配管が合わさっている。それをシンプルな一本配管にまとめ使いやすい位置に蛇口を移動したい。

井戸は手漕ぎに変えたし、ガス湯沸かし器も外した。あとは一本化あるのみだが、なにせ鋼管である。自由につぎはぎするにはダイスでネジ山を切らなければならない。これをプロに頼むとおそらくかなりの金額がかかる。

思いついたのは、継ぎ手を利用して途中から塩ビ配管にすること。塩ビならホームセンターですべての材料が安価で買えるし、継ぎはぎもノコと接着剤で簡単なのだった。

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流し台のバラシ


囲炉裏部屋改装中。

日本住宅の昔は、台所というものは暗く汚く湿っぽいものだった。その対局にあるのが陽当たりのいい庭に面した座敷であった。ところが高度成長期に突如としてステンレスの流し台が出現する。朝起きると布団をしまってちゃぶ台を出して同じ座敷で食を摂るパターンから、立ち式の流し台での調理とテーブルでの食事へ。

一体形成のステンレス流し台を生み出すことは、当時かなり困難な仕事だったらしいが、見事に成功し日本初のステンレス流し台のメーカーが登場する。「サンウェーブ流し台」というやつである。

これもそのサンウェーブだがたぶん一番初期のものだろう、合板とデコラ貼りがかなり傷んでいるので、上部のステンレスの部分だけ使うことにする。バールとドライバーを使って、解体である。

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伊勢音商店へ


翌夜は編集者と赤坂で飲み。

名目は新著の出版記念会ってわけだが次の出版ネタをいろいろと打ち合わせもしていた。なにしろ出版業界はいまキビシいからね。

新著の滑り出しは好調で、そろそろ読み込んだ上での突っ込んだ書評が出て、ブログの俎上に載せられてもいるようだ(こちらこちらも)。最新号『ドゥーパ!』にも「編集部イチオシ!」というタグ付きで紹介されていたし、『山づくり』を凌ぐ部数を伸ばすのは確実だろう。ま、モトもかかっているので、金銭的にはそうなってくれないと困るのだが。

さて、2泊3日の東京旅、今日は帰宅の日だが、御徒町のコインパーキングに車を止めて、アメ横の「伊勢音商店」へ寄って鰹節と昆布を買い、アメリカ屋でジーンズを2本買った。

そこからの帰路、埼玉で「銚子丸」という回転寿司で昼食。銚子直送の青魚がなかなか美味しかったです。いやー食べた食べた。新著増刷決まったので太っ腹だぜ(といっても、二人で3000円台だけど/笑)。うん、これから寿司が食いたくなったら埼玉まで下ろう。○馬の回転寿司は本当に酷いからなぁ。

それにしても、伊勢音の姿勢は立派だ。「鰹節削り器」がリニューアルされていたのだが、新潟の燕三条に特注し、店の社員を送り込んで研ぎと鉋台の仕立てを学ばせるという徹底ぶりである。伊勢音では、昔から鉋の刃の研ぎと調整を無料で行なっているのだが、それは、本物の鰹節は「本枯れ節」といって非常に硬いもので、なまくらな鉋では削れないからだ。しかも、鉋の調整の難しさは、大工のそれとほとんど同じなのである。だから、素人が本物の鰹節を使おうというとき、必ず鉋でつまづいてしまう。その鉋の進化を常に見ている。

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少女漫画館へ


泊まりは都内の激安ビジネスホテル。早朝起きだして昨日のレポートをブログにアップ。

下道で西多摩へ。新宿から懐かしの新青梅街道経由で行ってみた。

武蔵五日市駅前のカフェ「山猫亭」でランチを食べる。ここでブログにリンクしている「うらべにさん」のご友人に偶然にもばったり。

中野純さん(『図解「月夜」の楽しみ方24』の著者)の奧様が運営する「少女漫画館」の新築工事が落成したらしいので、美内すずえの『ガラスの仮面』の2~3巻も読んでこようかな、と思ったが、休館日であった。板壁のブルーのペイントは泥を入れたペンキらしい。なかなか妖しい雰囲気が良い。

中野さん、おめでとうございます。

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