ふうふう、イラストマップの仕事が続く。今やってるのは茨城県南の散策マップのようなもので、筑波山、八郷、真壁、かすみがうら市、土浦のあたりをやっている。最後の土浦のラフがしんどい。茨城で生まれ育ちながら土浦はほとんど行ったことがない。行ってみるとなかなか面白い。水戸街道の宿場町の風情が残っている。もともと霞ヶ浦の港町だったんだね。江戸との交易拠点でもあり、古い商家やレンガ蔵が残っているのだ。レンガ蔵の喫茶店もある。今回はそんな建築を描くカットが多いので手間がかかるのだった。
月: 2006年2月
ワサビソースとマスタケ
講演とその準備でイラスト仕事が2日ほど中座してしまったので再び仕事にかかる。しかし、大仕事の後は、余波があってなかなか仕事にノレない・・・。講演感想というか総括というか、そんな文章を書いたりしたこともあって。しかし、もやもやとしていたイメージがくっきりと輪郭を現してきたようで大きな収穫はあった。
冷蔵庫に和牛ステーキ肉1枚(半額セールで買った小さめサーロイン/590円)があったので焼いて食べることにする。水路のワサビを1本引っこ抜き、クレソン、とう立ちを始めた菜の花も採ってくる。ジャガイモを茹でてマッシュにし、菜の花を茹でてクレソンとともに添える。
宮脇昭氏と供に
今日は埼玉県の鶴ヶ島市で講演。前日からプロジェクターで映す資料を作ったり忙しかった。その仕事が全部終わらず、早朝起きて残りをやろうと思って窓を見ると雪(!) 慌てて早めにアトリエを出る。国道に下りると雨に近いみぞれになって、ほっとする。「つるがしま里山サポートクラブ」の招きで、今回はNPO法人設立記念講演というふれこみで横浜国大名誉教授の宮脇昭氏をトリに、僕はその前座で「人工林の現状とその解決策としての鋸谷式間伐の話を」という依頼だった。場所はこの市民グループを支援しているパイオニア総合研究所の一室で。
キツツキの気分で
ここのところキツツキのドラミングがよく聞こえる。少なくとも3~4匹、同時に方々から聞こえるのだった。
と、なにやら薪置き場から「カリカリ・・・」というかすかな音が。これは薪に虫喰いが入ってしまったのだ。昨年の1月に伐ったクヌギの薪がとくにひどい。
丸1年乾燥したのだから、今時分は最高の薪として囲炉裏で活躍するはずだった。思えば初夏の頃、カミキリムシがさかんに産卵に来ていた。そして秋あたりから「カリカリ」と音が聞こえるようになり、薪置き場に木の粉が吹いている。皮をはいでみると小さな白いイモムシがぽろぽろと落ちた。
「類推」と「直感」
昨日の畑仕事は予定よりだいぶ進んだ。今日は午前中だけ手伝う約束だが、それも早く終わった。ここに住む人たちにとって、ジャガイモを植えるということは、畑シーズンの始まりを意味する重要な行事なのだ。
「いやあ、ありがとう。オオウチさんたちのおかげで本当にうまくいった。一人というのは、二人の半分にはなれないね」
などと先生は意味深なことを言うのだった。