畑手伝いにて


Y先生との約束で今日は先生の畑のジャガイモ植えを手伝う。相方と二人分の日当をいただいたのでしっかり働かねばならない。鶏糞をまいたり、雑草をことごとく排除するというY先生の畑作法は、ごく一般にみられるもので、農薬をまかないだけいいほうかもしれないが、僕らの目指す自然農のやり方とは異なる。それでも、この体験は貴重なものである。

斜面の畑では耕しながら土を上げていかねばならない。これが重労働なのである。それはいいとして、鶏糞をまくときがクサイ。辟易するたまらない臭いだ。そこに植えるときにまた臭いを嗅ぐことになる。自然の空気の中で土をいじり爽快な汗をかくはずが、この臭いの一点ですべてが楽しくなくなる。農業とはそんなものだ、と人は言う。しかし、本当にそうか?

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