翌朝、早朝に仙台へ。レンタカーと北陸新幹線を使って大宮まで。そこから東北新幹線に乗り替える。車中でも矢野さんの話は興味が尽きない。八ヶ岳山麓の広大な農地をまっすぐに突っ切る道について、早速語り始める。
道は非常に重要な構造物である。
道が直線化、平坦な斜面化すると水が走り、周囲が薮化する。
畑の場合は泥を引っ張る。
周囲の水を引っ張ることで、大地は浸透性を失う、通気機能が損なわれるから。
分散しながら浸透する道がよい。それは植物の根っ子の機能そのもの。
道は人が自然と付き合う接点。全ての生き物が生態系に関わる出発点が「道」。