道の重要性と疲弊した山林と


翌朝、早朝に仙台へ。レンタカーと北陸新幹線を使って大宮まで。そこから東北新幹線に乗り替える。車中でも矢野さんの話は興味が尽きない。八ヶ岳山麓の広大な農地をまっすぐに突っ切る道について、早速語り始める。

道は非常に重要な構造物である。

道が直線化、平坦な斜面化すると水が走り、周囲が薮化する。

畑の場合は泥を引っ張る。

周囲の水を引っ張ることで、大地は浸透性を失う、通気機能が損なわれるから。

分散しながら浸透する道がよい。それは植物の根っ子の機能そのもの。

道は人が自然と付き合う接点。全ての生き物が生態系に関わる出発点が「道」。

“道の重要性と疲弊した山林と” の続きを読む


八ヶ岳のシェアオフィスにて


アトリエの近所のバス停から路線バスの始発で高松駅へ。ジョルダンで調べた通り7:48発で長野へ向かう。まずはマリンライナーで瀬戸大橋を渡る。しかし、今年はすでに何回この橋を渡ったかな・・・。

“八ヶ岳のシェアオフィスにて” の続きを読む


朝の八ヶ岳行き、高松家と半空


『現代農業』連載のイラストを仕上げて編集部に送った。すでに深夜であった。ところがその直後、矢野さんから原稿チェックの直しが入った。プリントアウトされた原稿に鉛筆書きで直しを入れたそれを、スマホで撮った(と思われる)ものがメールで送られてきたのである。

それは鉛筆が薄かったりして判別できない文字が多々あるので、今朝、電話で直接確認し、その内容を多少アレンジして修正を入れ、また編集部に送ったのだが、その電話の中で明日の会議に来てほしいというお誘い。長野の八ヶ岳山麓で定期的に開かれている「大地の再生」の理事会で、メンバーとマニュアル作りを詰めたいというのである。

その後、東京・仙台の現場にも同行してほしいという。八ヶ岳往復なら車で行くか・・・と考えていたが、東京・仙台となればムリ。頼みのアプリ「ジョルダン」で時間と乗り継ぎ調べる。四国からだと名古屋経由で行くみたいだ。しかし652km、約6時間の旅かぁ〜。

“朝の八ヶ岳行き、高松家と半空” の続きを読む


『山で暮らす〜』中国本土版


台湾版、韓国語版と海外出版がある拙著『山で暮らす 愉しみと基本の技術』だが、このたび中国本土版の完成本が送られてきた。

中国語(簡体字)版書名:向往的生活 図解山林生活基本技能(手絵挿図版)
出版社:中華人民共和国 人民郵電出版社(北京)
定価:88人民元
出版年月日:2017年12月
初刷部数:2,500部
言語:中国語簡体字

“『山で暮らす〜』中国本土版” の続きを読む