仙台市郊外、コンクリートとアスファルトで造成された道路や宅地の中に、島のように残された高台の里山地。震災復興の拠点として、近代土木工事によって息の根を止められようかとしている仙台だが、その丘からは遠く奥羽山脈の山並みが見え、高台だというのに井戸水が湧き出ている。
そこに神慈秀明会という宗教法人が神殿住居を建設することになり、矢野さんらが敷地の整備を任されることになった。大地の再生視点からすれば、既存の里山自然をできるだけそのまま活かし、さらに気脈・水脈を通す整備をするはずだが、現在の法規では建物周りを造成し、張り芝などをしなければならない。つまり、里山に残されていた木々は根こそぎ引き抜かれるか、伐採されてしまうということなのだ。
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