「発心の道場」徳島の霊場、最後に残った一つ、13番「大日寺」へ行く。実は昨年の8月に訪れていたので2回目だ。
駐車場はやや離れたところにあり、車道を歩いて山門に行く。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
「発心の道場」徳島の霊場、最後に残った一つ、13番「大日寺」へ行く。実は昨年の8月に訪れていたので2回目だ。
駐車場はやや離れたところにあり、車道を歩いて山門に行く。
15番の国分寺は9月に訪れているのでパス。14番「常楽寺」へ。駐車場の前に大きな池がある。
石段を上がって行くと黄葉を見せ始めたイチョウの木の向こうにきれいな弧を描いた石垣があり、その上に洋館にも見えるスギの下見板張り壁の二階屋が建っている。後で知ったがこれは寺務所の続きだった。
右岸も逆打ちになった。観音寺は香川にも同じ名前の札所があるが、そちらは6月にすでに打ち終えた。
狭い道にあり車も止めにくいが、駐車代無料なのはありがたい。
山門は鐘楼門。敷地は狭いが建物は立派なものである。
これで吉野川左岸の10寺が打ち終わった。右岸に渡って残り4寺を固め打ちすると徳島「発心の道場」はすべて打ち終わる。時刻は10時。
17番「井戸寺」へ。境内に判然としないコンクリート打ちの広場があって、そこが駐車場らしい。独特の鄙びた感じのあるお寺だ。柴又の寅さんが出てきそうな庶民的な雰囲気。77番の道隆寺にも似ている。
部分的逆打ちで7番「十楽寺」へ。わざとは逆順遍路をしているわけではないのだが、そのときの旅程から行きやすい道順を選ぶとなぜか逆になるケースが多いのだ。逆打ちは案内板が少なくなるので道に迷いやすく、本道を外してしまいがちだが、正面から歩いてくるお遍路さんを観察しやすい利点もある。
最近見られる傾向としては、老人男性の単独行遍路が目立つようになってきた。
さて、十楽寺である。竜宮城を連想させる赤い鐘楼門。この手の山門は中に鐘が格納されていて、ヒモを引いて撞けるようになっている。が、ヒモを下ろさず鳴らせないようになっているケースが多い。トラブルが多いのだろうか。