埼玉秩父「Mahora稲穂山」棚田の石積み


埼玉秩父「Mahora稲穂山」ワークショップ1日目。シリーズ4回目になる今回の目的は森の中の棚田跡を石積みによって再生させようという試み。

11/3,1日目、午前中は石積みの座学を経て現場へ。水みちが横断する作業道に丸太と石で「洗い越し」の施工をする。午後から作業道の補強。ここで出た大石を土留めに使って収めるべく重機を使ってワイヤーで吊っていき、法面に積んでいく。

11/4,2日目、重機で大石を積むかたわら、下段の棚田跡の石垣を草刈りして現わにし、崩れた箇所から新たに積み直す作業にかかる。石積みの修復は積む前の土工事にかなりの労力が取られる。ここの段取りで完成の時間が決まってしまうと言ってよい。スコップやツルハシ、バールなどを初めて持つ現代人はこの段階でヘトヘト😓になってしまうのだった。

根石と2段目まではラインが決まってしまう重要な積みなので、解説しつつも僕がやらねばならないのだが、3段目からは皆に試行錯誤しながら積んでもらう。
それでもだんだん慣れてきて、石を積み始めるとみな夢中になり、気がつくと感動的な石積みが目の前に現れている。これが石積みの醍醐味なのだ。

僕が棚田を見ている間、Mahoraを活動ベースにしている秩父山里文化研究会のKさんが、重機の大石積みを続けてくれ、こちらも夕刻までにはなんとか仕上がったのであった。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください