今年はヤマユリの株がずいぶん増えた。地中に眠っていたものが、草刈りで息を吹き返したのかもしれない。が、つぼみの多さに期待をしつつも、なかなか開花しなかった。花咲けばふくよかで高貴な匂いが流れてくる。これがヤマユリのすばらしいところであり、球根がまた食用になるというおまけ付きだ。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
今年はヤマユリの株がずいぶん増えた。地中に眠っていたものが、草刈りで息を吹き返したのかもしれない。が、つぼみの多さに期待をしつつも、なかなか開花しなかった。花咲けばふくよかで高貴な匂いが流れてくる。これがヤマユリのすばらしいところであり、球根がまた食用になるというおまけ付きだ。

ジャガイモをひたひたの水で茹で、それに鰹節の出汁を足して、夕べのハンバーグの材料の残りをミートボールにしてスープの中へ。ハーブはセロリとネギとフェンネル。冷やご飯も入れて焚き火でぐつぐつ。
ここで薬味酢をつくる。つぶしたニンニクと青唐辛子のスライスにお酢を入れ、手で押しエキスを酢に滲出させる。できた粥にこれをたらりとかけると、一気にタイ風になるのだ。うーん、辛いが旨い。

草取りをずいぶんサボってしまったのと、雨続きで畑の作物が寂しい。それでもレタス、キャベツ、セロリを採取。シソとラッキョウとクルミを入れたサラダにする。もりもりと力が湧いてくるような味わい。相方と2人で皿いっぱいを平らげてしまう。

一斉清掃の集まりで集会所に行く。集会所はかつての分校跡だが、群馬県が子供たちとのイベントで使っている関係もあって、草刈りや補修、掃除などが定期的に行なわれている。相方はカメラマン役だ。
僕は石垣補修のほうを手伝いに行った。一人住まいのおばあさん宅の石垣が崩れているというので、そのご近所のTさんらと一緒に沢筋の林道に入る。下の畑の土が流れて根石が浮いてしまい、それで崩れた様子だった。
一つは間伐材の桟道を渡して応急処置をすることになり、伐採から始まって、土を削って4本の材を渡した後、かすがいで止め土をかぶせる。

この年の初め、しばらくぶりで水戸在住の編集者Sさんからイラストマップの仕事依頼が来たが、そのギャラは以前にもまして驚くほど低額で、とても現地取材して時間をかけられるような金額ではないのだった。ところが、Sさんは地元紙『I新聞』の新規日曜版に連載をもつ話が来ているらしく、そのイラストレーターに僕を起用したいというので、そのからみもあって引き受け、現地取材もこなしながら、なんとか作品を描き上げた。その経緯はブログにも書いた。
▼打ち合わせ
「笠間と結城」2006/1/8
▼取材
「筑波山』2006/1/19
「ひたち野」2006/1/20
「霞ヶ浦は今」2006/2/14
「土浦のカワセミ」2006/2/15
▼制作
「イラストマップ仕事中」2006/2/8
「仕事中」2006/3/15
「マップ完成」2006/3/20
I新聞社は今年の春、「食、健康の新提案をする」というふれこみで日曜版を新設したのだ。4頁・オールカラーというから、これは極めて重要な、いわば社運をかけた展開といっていいだろう。そのカラーページにSさんが連載を持つということは、これまで仕事をコラボレートした者として、実に喜ばしいことだった。僕にとっても故郷の地元紙でイラストマップを連載するという、願ってもないチャンスがやってきたわけだ。