四十九日


四十九日の法要は午後2時から高松市の日妙寺で行なわれ、その後住職をともなって墓に移動し、納骨式が執り行われた。景色がいいぶん、風が吹けば寒い場所なのだが穏やかに晴れ、やがて屋島が夕映えに輝いた。振り向けば大樹の間から日の光が燦爛している。夕日が好きだったyuiさんらしい一日だった。

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開眼供養


2日前に仏具店から届けられた厨子である。屋久杉が使われている。賞賛されるほどの杢(もく)は出ていないが、屋久杉独特の色合いにすばらしい木目が揺れている。店頭で見て一目惚れしてしまった。

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マンバとヒラタケ


マンバという野菜は野沢菜や高菜にもにて、アブラナ科なのであるが、讃岐独特のもので、イリコや油揚げ・豆腐と炊き合わせる「マンバのけんちゃん」がとても美味しい。この料理、食欲減退するほどのルックスの悪さだが(笑)、自分で作るとすこぶる旨い話は以前何度か書いた。

このマンバ、五日市のノラボウのように、葉を食べ終えた後の春先のわき芽もうまくて便利な野菜らしいので、以前からぜひ栽培してみたいと思っていた。ところが、ホームセンターでこの苗を見たことがない。

というわけでハチの師匠の所に苗を貰いに行った。ようやく分けていただけるほどの大きさに育ったのだそうだ。マンバはかなり強くて根付きがいいそうだ。さすが地元のネイティブ野菜である。

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鰻と刀


高知の鰻屋は「かいだ屋」「かね春」「きた本」「うな泰」と食べてきた。この中でうな泰を除いてはみな関西系の、蒸しをやらない皮パリの蒲焼きである。私はどちらかというと関東系の蒸しの入った鰻が好きなのだが、それでもかね春の鰻はいつも美味いので、たまに飛んでいって食べたくなるのだ。

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厨子の台座(テーブル)を作る


先日以下のように書いたテーブルづくりに着手。

またDIYの必要にかられている。新たにテーブルが必要になる。テーブルというよりも台座といったほうが正確なのだが。

それは作業机・仕事机ではないので、どっしりとした機能は必要ないのだが、なにか象徴的な意匠のようなもの欲しくなってくる。とはいえ、この部屋にちゃらちゃらした装飾は似合わない。ミニマルな感じでそれを表現したい。

上に乗るのは厨子なので、テーブルというよりも台座(祭壇)の性格を帯びる。天板は愛工房のフローリング材をつないで作ることに決めたが、その下の板の止め方・脚の作り方がモンダイだ。

以前作ったミニテーブルのように、下に角材を置いてビス止めし、その角材に沿って脚をつければ簡単なのだが、それではあまりに簡易的すぎて厨子とのバランスがとれない。

そこでヤマザクラの枝丸太を皮付きのまま、前脚2本に使うことを思いついた。これは存在感が強烈である。が、天板との接合をどうするか?

閃いたのは以前の餅つきで作った石臼台座の「井桁組み」である。木目のいい鴨居用の長材(断面30×40mm)が残っている。それを井桁に組んで接合部の芯に丸太の芯を合わせダボ止めする。これなら見た目も美しいし、祭壇としての象徴性が出せるのではないか。

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