マンバとヒラタケ


マンバという野菜は野沢菜や高菜にもにて、アブラナ科なのであるが、讃岐独特のもので、イリコや油揚げ・豆腐と炊き合わせる「マンバのけんちゃん」がとても美味しい。この料理、食欲減退するほどのルックスの悪さだが(笑)、自分で作るとすこぶる旨い話は以前何度か書いた。

このマンバ、五日市のノラボウのように、葉を食べ終えた後の春先のわき芽もうまくて便利な野菜らしいので、以前からぜひ栽培してみたいと思っていた。ところが、ホームセンターでこの苗を見たことがない。

というわけでハチの師匠の所に苗を貰いに行った。ようやく分けていただけるほどの大きさに育ったのだそうだ。マンバはかなり強くて根付きがいいそうだ。さすが地元のネイティブ野菜である。

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以前にも見せていただいたヒラタケがたくさん出始めていたのでこれも頂いた。軒下の狭い空間をうまく活用し、輪切りにした広葉樹を畦並板で囲った花崗土(マサ土)に埋め込んである。湿度管理のために穴空きビニールシートをかけ、水やりの手間がいるが、3年ほど出続けるという。

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調べてみるとこれは「短木断面(接種)栽培」と呼ばれる方法で、原木はムクノキを使われているが、ネットでは同属のエノキが適していると書かれたサイトもある。

http://kinokodo.net/kinokodohiratake.html

家に戻り畑に出て、師匠のやり方を真似て私もソラマメの摘心をやってみる。かなり勇気のいる作業だが、こうすることで脇芽が出て収量が上がり、風にも倒れにくくなるという。

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ヒラタケをたっぷりいただいたので、さっそく鍋で味見しようとスーパーに行ったら、なんと鍋用に下処理したキモ付きのウマヅラハギ(京都産)と徳島産のアカエビが安売りされているではないかっ♬

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まずは鍋で。ウム、やはり原木栽培のキノコは美味い! 食べ応えあり。昔は「しめじ」として販売されていたこともあったらしい。

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しかし、やっぱりこの手のキノコは炭火焼きが一番かもしれない。

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いや〜美味しかった。塩も醤油もつけずにこのままイケる。ただし隣で魚のみりん干しなど焼いていると・・・

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こやつが飛んでくるので要注意である。

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お前は風神雷神か?(泣)


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