連日、茨城南部のイラストマップと格闘中である。南部は初めてなので全体像を把握するまで時間を食ってしまった。元図には観光マップとか本屋で売っている折りたたみの1枚地図なんかも参考にするけど、なんといっても一番なのは国土地理院の1:25,000地図と1:200,000図である。前者は登山などには必携の地図でおなじみの人も多いだろう。後者はかなり大きなスケールの6色刷りのものである。この地図が有用なのはこのスケールでありながらおおまかな土地区分(田、畑、山林等)が記号化されていること、また河川の位置が明解であること。環境に取り組む僕にとって、鳥瞰的に全体を把握するのには大切なマップなのだ。
月: 2006年2月
蕎麦の出汁
ホウレンソウの根っこを食べる話を書き込んでくださった方がいた。もちろんアトリエでは根っこも食べている。でも根っこだけやや長く茹でるとさらに美味しく食べやすいね、たしかに。囲炉裏で蕎麦を茹でて食べた。ネギをたっぷり。畑のネギは成長のいいやつがだんだん減ってきて小さいのだけが残っている。が、食べきれないほどたくさん植えてあるのでどんどん抜いて食べている。春になったら分けつして植えなおすとまたどんどん大きくなる。採りたてのネギは本当に美味しい。
乾燥イチジク、イサムの人生
イタルさん宅の外の水道の修理を手伝う。上のタンクの元栓を止めにいくと、屋根にイチジクが落ちて乾燥イチジク状態になっている。イタルさんに許しを乞うて食べてみるととても美味しい。以前、自然食品店で買ったことがある乾燥イチジクはたしか中近東からの輸入ものだった。ここでも作れるとすばらしいな。
魂の森とは?
藤岡の「たむら」でお土産にいただいた塩サバを再び囲炉裏で焼いて昼食に食べる。感嘆するほど旨い。蒸し器で温めなおしたご飯も美味しい。「蒸し器で温めたご飯」などというものは今や死語だろう。冷や飯を温めるのはどの家庭でもきょうび電子レンジだものな。蒸し器のご飯はべちゃっとして不味い気がするけれども、アトリエのはまるで炊きたてのごとく美味しい。もともと山水で薪で羽釜で炊いたご飯だからメチャ旨ご飯なのだけど、これを蒸し直すと美味しいのは、水蒸気をたてる水の美味しさがちがうからか? ともあれ、熾炭で焼く魚は旨い。
猪ノ田温泉、ムササビ発見!
イラストマップの仕事にかかっている。午後になって「今日はどうしても温泉に入りたい!」というわけで猪ノ田温泉「絹の湯」へ。藤岡の山間部にあり、地図上ならアトリエから直線距離で5kmくらい。でも車道がないので藤岡の町まで降りてぐるっと回らねばならない。この途中に「金井の湯」というのもあるが、新規開拓をめざして、初めて行ってみたのである。こぢんまりした温泉宿。ヒノキの浴槽でお湯もなかなか良かった。掛け流しではなく循環で殺菌もしているが、塩素臭は感じない。入浴料も500円と安い。
温泉に入った夜は身体が芯まで温まり、寒いアトリエに戻ってもその感触がとぎれることなく、夜は本当にぐっすり眠れる。また、その日の眠りに汗をかくことが多い。身体の新陳代謝が活発になるらしい。絹の湯は明治時代からやっているというから最近のボーリングで湧出させたものではないらしい。強アルカリなのでわき水で希釈しているそうだ。