背負い子を作る/その2・墨付けと刻み


このところ高松も朝は氷点下で霜が降りている。午前中、ブログ2本アップ。作業机のイラストを描く。私の木工のイラストはパース・展開図を合体させ、さらに必要な細部を入れ、その一枚で構造と作り方が直感的に理解できるように描いている。これは牧野さんの『新日本植物図鑑』の描き方・情報量に近い。

イラレやキャドは確かに便利だが、冷たくて愛がないというか、材料の取り出しや数量計算にはいいかもしれないが、かえってごちゃごちゃして形や表情が伝わってこない。

さて、午後から「背負い子」作りの続き。八ヶ岳の山小屋バイト時代、背負い子は毎日のように使ったものだ。また群馬の山暮らし時代もそうだった。背負い子はたいていスギかヒノキで手作りされていて、2本の縦棒は梯子のように平行ではなくて、内側に微妙に傾いている。そのほうが背負って安定するし、使いやすいのだ。

その背負い子のほぞのころび(傾き)をどのようにスミ付けしたらいいか悩んでいた。角度が30度とか60度のような解りやすいものなら分度器を使えばいいが、図面を描いてみると高さ800mmの中に3本の貫(ぬき)を入れとして一番上は芯芯で250mm幅、一番下は300mm、本の高さは600mmだから、三角関数で計算すると1.79度だ。これでは理論上算出できても定規からスミ付けするのは困難だ。

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冷凍スープ・ベーコン入りラーメン


さて、午後から「背負い子」作りの続きだが、その前に腹ごしらえ。寒いのでラーメン。冷凍してあったスープを使う。21日の残りとGomyo倶楽部忘年会の残りを合体させたもの。牛乳パックに入れて冷凍保存し、使う前に熱湯を上から注いで上部の酸化した脂を捨ててから鍋で溶かす。

溶けたら自家製ベーコンをちょっと厚めに切ってスープで煮立てると塩気が溶け出してベーコンがチャーシューのようになる。さらに塩・醤油・みりん・コショウで微調整。ホウレンソウと白ネギと海苔を添えて。

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