元旦のワイン、鯛の南蛮仕立て


朝、起き出して眼鏡をかけようとすると、レンズの内側にまた小さなしずくの痕が付いている。涙を流してまばたきをしたときの、睫毛から散った飛沫の痕なのだ。もう100日になるというのに、こうして何度涙を流したことだろう。

いっしょに何度も歌をともにしたことがある友人たちが、yuiさんと飲んでください・・・と贈り物をくれた。歌手のやしきたかじんが愛したワインだという。元旦の朝からコルクを抜いて、囲炉裏暖炉に火をともして、思い出とともにそのワインを味わった。

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