徳島県剣山の山上集落の民家におじゃまする機会を得た。そこは周囲でもかなり高標高の、一宇の最上部にある家で、大きな茅葺き民家である(だいぶ昔にトタンがかけられている)。
太い梁はアカマツ、柱はヒノキとクリが使われている。縁側の厚板はサクラ。建築年は明治よりも前で、おそらくすべて地場材が使われている(なにしろ車道がなかったのだから)。
囲炉裏で昔の料理をごちそうになった。田楽である。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
徳島県剣山の山上集落の民家におじゃまする機会を得た。そこは周囲でもかなり高標高の、一宇の最上部にある家で、大きな茅葺き民家である(だいぶ昔にトタンがかけられている)。
太い梁はアカマツ、柱はヒノキとクリが使われている。縁側の厚板はサクラ。建築年は明治よりも前で、おそらくすべて地場材が使われている(なにしろ車道がなかったのだから)。
囲炉裏で昔の料理をごちそうになった。田楽である。
紀州備長炭を焼くT氏がいま伐っている山を見に行った。白浜の海岸近く、道沿いでウバメガシの木はかなり大きく育ち、道路や電線の管理上からも伐る必要がある場所という。
Tさんの窯場は口焚きの最中だった。
その火加減を維持しつつ、今日は「木ごしらえ」(窯にきれいに詰めるために真っ直ぐにのしたり、太い原木を割ったりという作業)を見せてもらう。
炭需要が激減し、山林が放置された期間が長かっために、原木は太いものが多いそうである。太すぎては炭に向かないので半割り4つ割りにする作業がある。