旅から戻ると、ドッヒャーっと草が勢いを増してはびこっている。山の盛夏に3日空けるとは、そういうことである。まずは敷地の草刈り。その後、畑に行くと、つぼみだったヒマワリがほとんど開花してこっちを向いている。「おかえりなさい!」と言葉を投げかけられているようで嬉しかった。
月: 2005年8月
コペンの旅/栃木・茨城篇
3日ほどアトリエを空け、墓参りの旅をしてきた。栃木の先輩宅、水戸の実家ほか日立、東海村、取手の叔父伯母宅を訪ねる。父の墓にはアトリエから持参した百日草の花を添えた。水戸の友人とも話す。また、今年『現代農業』の3月号から連載している「山暮らし再生プロジェクト」の連載コピーを届けた(6回分、24ページ)。これは8月に離婚して9月に山村の古民家に入居し、親戚にすら沈黙を守っていた僕らの、初めての近況・中間報告でもある。
コースは足尾から日光に抜け、宇都宮に出てから塩原元湯の秘湯へ1泊。翌日、烏山~御前山を通って水戸へ。翌々日は大子の月待の滝から里美~水府村を抜けて日立の父方の実家、東海村の叔父宅、取手の伯母宅へ。途中、相方の希望で日光東照宮と袋田の滝に立ち寄り、白幡八幡宮、新旧の茨城県庁舎と、常陸太田の西山荘も見てもらった。
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桐生で和服を
桐生の骨董市は毎月第一日曜日に天神様の境内で行なわれる。山の古道具などを見たいこともあって行ってみた(2回目)。が、今日は町をあげてのお祭り(「桐生八木節まつり」といい、今年で42回目という)で骨董市はなし。それでは、と、お店めぐりをして浴衣などを探す。でも繊維の町というのにアーケードの着物屋は品揃が薄い。
ななくさへ
Y氏登場でお茶。なぜかギターの話題となり、「弾けるといいんだけど」というY氏に、しばしコードの押さえ方の講習をすることに・・・。その後、山林に入ってスギの枝を拾いにいく。敷地の山林には、御神木と呼ぶべきケヤキの老木がある。その枝の太いのが落ちていたので、細切れにして背負い子で運んだ。強度に間伐したところは林床の緑の回復が早く気持ちのいい場所に変っている。
麦草峠
朝からメチャ暑い。コペンの車庫を見に行くと、しっかり日陰に入っていて涼しい(当たり前だけど)。よかった! ここ3日ほど、炎天下に放置せざるを得なかったから、気が気じゃなかったのだ。畑で草とりをしているとアトリエの建物の方から「電話だよー」と相方の声がする。東京のT氏から仕事の電話だったが「コペン買ったらしいっすね。モスグリーンかぁ、いいなぁ」などとコペンネタもついて出る。
今日は早めにアトリエを出発してロングドライブしよう! ってわけだったのだが、朝めしはなぜか「手打ち蕎麦」というややこしいものになってしまう。乾麺がきれていたが、蕎麦粉と出汁だけはある。ネットで蕎麦打ちの要領を調べたわけだね。でも途中でめんどくさくなり「とにかく水でねって切って茹でりゃいいじゃん?」と粉モノ担当にゴリ押し。でもやっぱり、ぼそぼそに切れた田舎蕎麦風になった。