朝から畑作業に入る。周囲の草刈り、水路周りの草刈り、ニンジンや枝豆の草取り、白インゲンの支柱直しなど、やることはたくさんある。そして敷地全体を回ってじっくりと観察する。ここに来てもうすぐ1年になるが、この1年は敷地の四季をじっくり観察する時間だと思っていた。この場所でどんな花が咲くのか、どんな昆虫たちがやってくるのか、どんな山菜と出会えるのか、周囲の人たちはどんな農時歴のもとに動いているのか、雨や雪と沢水の流れは周年どう変わるのか。その匂いや音に耳をそばだて、この敷地全体の鼓動を受け取らねば、と思った。春になって僕は煙草を止めてしまったが、それは匂いや味覚を鋭敏に感じたかったからだ。
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月: 2005年8月
台風被害のレポート
旅から帰宅した翌朝、敷地と畑の草がどどっと伸びている。3日空けたからな~。畑の一番下に植えたトウモロコシが大きく育たないが、それでももぎ取って皮をはいでみると実が成熟しているものがある。形は貧弱だが、茹でて食べるとすごく甘くて美味しい。
岡山の津山で林業作業員をしている斉藤君から、新聞への寄稿依頼がきたというメールが入る。斉藤君の以前の新聞連載は僕のHPにも掲載してある。「その続編を書くのでまた大内さんのHPに掲載させてください」と原稿が送られてきた矢先だった。もちろん全国の人々の目にとまる新聞が最優先だ。昨年の林業台風被害についてのレポートになるらしい。
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静岡講演旅3./柿田川湧水群
朝食後、土肥を出て海岸線を北上する。コペンのトランクは小さく、紙芝居のフレームとギター2台、それに着替えなど旅支度でいっぱい。というわけでオープンにできないのが残念、オープンにするには屋根部の格納スペースがトランクに必要なのだ。
静岡講演旅2./伊豆の長八
台風一過の好天に誘われ「アトリエにすぐ戻るにはもったいない!」というわけで、海沿いでもう一泊を企てる。宿は西伊豆、土肥の温泉民宿に決めた。とはいえカーナビをセットした目的地は「浄蓮の滝」。
この滝は伊豆山中で最大の観光スポットで、今日は土曜日なので人がいっぱいだ。おまけに滝にはカメラマニアのおっちゃんたちが三脚をずらりと並べて写真を撮りまくっている。土産もの屋の喫茶店で食べた「わさびアイスクリーム」が秀逸だった。コースターのワサビキャラが可愛い。
静岡講演旅1./エコキャンプ村にて
ギターと紙芝居を抱えてコペンの駐車場に降りていくと、ゴミ燃やし中の Y先生にばったり。「講演で2日ほど留守にします」と伝えて、7時に出発。スーパー林道はスギの枯れ葉などが路上に散乱していたが、なんとか通過。それにしても山越えのルートはちょっと危険だ。ということで関越車本庄児玉ICから圏央道に入って青梅ICへ→国道で厚木→東名道で御殿場ICというルートで12時前に到着。昼食後、事務局のにゃん太郎君にアポを取り、講演会場の「国立中央青年の家」へ。
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