45番、岩屋寺


天気は回復した。あと残りは松山市内の3寺、そして久万高原町の2寺である。中でも一番の奥、しかも歩きがいがある久万の45番「岩屋寺」を先に打ってしまうことに。

岩屋寺は3年前にいちど訪れたことがある。荘厳な岩場に張り付いたお寺で、駐車場からは徒歩で急坂を20~30分歩かねばならない。

途中にお店があり、ずっこけるような文句が書かれているw。

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山門。道はここで折れ曲がる。

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60番、横峰寺


地方の小都市の安ビジネスホテルはタバコ臭くてきれいとは言い難いところが多いが、ここは設備も良くアタリであった。600円台で朝和定食が食べれる。食堂もきれいで、ベルナール・ビュッフェのリトグラフや古民具などが飾ってあった。

西条に泊まったのは60番「横峰寺」に行くにはかえって好都合。この寺も難所のひとつで車道のなかった頃は「遍路ころがし」の寺であった。

車道は途中から有料でマイクロバスも通れるというし、地図で見ると尾根沿いなのでそれほど険しくなさそう。だが、先日の雪の影響はないか? 天気予報では降雪の危険も臭わせる・・・。

が、これまたあっさりと到着。駐車場の手前に少し雪が残る程度で、途中から陽が差してきたではないか。早朝とて広々とした駐車場はがら空きだが、それでも団体のマイクロバスが数台。

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その団体さんを追うようなかたちで歩き始める。ここは寺まで駐車場から下りの道になる。

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石鎚ムロジュン、バスの店


今日の宿は愛媛県の西条市のはずれ。松山の定宿は満員で予約がとれなかった。西条は石鎚山系からの湧水が有名で、酒どころである。地元のスーパーに立ち寄ってみると、見慣れないラベルの「石鎚」を発見したので買ってみる。

石鎚無濾過純米槽搾り(いしづちむろかじゅんまいふねしぼり)。松山三井という地元の米、自家培養酵母、そして昔ながらの槽搾り(遠心分離など機械を使わず純粋な圧縮搾り)。

無濾過とは濁り酒のことではなく、炭素濾過を行っていない酒という意味だ。白濁した原酒はしばらくすると沈殿して黄金色の上澄みが残るが、普通はそこに活性炭の粉を入れて無色透明に近づけ、雑味を消す作業を経る。

宿で封を切ってみると、これはすばらしい! フルーティな吟醸酒そのもの、だが飲み飽きない。ほんのり杉樽の香りもする。松山の蔵元屋で石鎚はいろいろ飲んだ記憶があるが、これは特別という感じがする。値段も高くないのだ。

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66番、雲辺寺


お遍路、残り8寺。阿波と土佐はすべて打ち終えた。残りは讃岐の雲辺寺と結願寺の大窪寺、そして伊予の6寺が残った。

今回は雲辺寺を始まりに、結願寺以外をすべて打ち終えたい。

タイヤはスタッドレスに変えた。とはいえ天気が心配だった。雲辺寺は、先日世間を騒がした徳島の雪での車立ち往生の場所にかなり近い。四国では雪装備をしない車が大半なので、他車に巻き込まれる危険があるのだ。

雲辺寺に近づくと暗雲が立ちこめ、しかし瀬戸内側は晴れて海には陽が差している・・・という劇的な展開。

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クロス・カーテンの打ち合わせ


午前中、現場でクロス・カーテン屋さんと打ち合わせ。室内装は漆喰塗りが基本だが、「水回りだけは絶対にクロスにしておいたほうがいい」という工務店の強い押しで一部をクロス張りにすることに。すでにテクスチャーと色は見本帳で決めてあったのだが、現場で品物を見せてもらい最終確認をするのである。

建て売りだとこんな細かいチョイスは不可能なんだろうな。しかし、見本の中から、いちいち自分で決めるというのもなかなか大変なものである。私は陶器などは膨大な陳列の中からパッと峻別するのは得意なほうだが、壁やカーテンとなると、周囲との調和やライティングとの関係もあるので結果をみないと判らない。そこが難しい。

普通のカーテンは使わない。大窓は和紙障子で、その他の遮光が必用な窓は和紙風素材のブリーツブラインドにした。もうトシだから基本は無地で地味なものに落ち着くので選択はわりと簡単だw。

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