愛媛県久万高原町に今年2014年4月22日にオープンした道の駅「天空の郷さんさん」は大型木造でその建物だけでも一見の価値がある。なにしろ集成材をいっさい使っておらず、古民家の大黒柱ほどのヒノキ材が屋根を支えているのだ。
私は今年の8月日と9月に訪れており、今日は3回目だ。1回目は砥部焼の工房へ建築中の家に使う手水鉢を買い求めにきた帰りだった。2回目は家に使う構造材を見にきたときに立ち寄った。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
愛媛県久万高原町に今年2014年4月22日にオープンした道の駅「天空の郷さんさん」は大型木造でその建物だけでも一見の価値がある。なにしろ集成材をいっさい使っておらず、古民家の大黒柱ほどのヒノキ材が屋根を支えているのだ。
私は今年の8月日と9月に訪れており、今日は3回目だ。1回目は砥部焼の工房へ建築中の家に使う手水鉢を買い求めにきた帰りだった。2回目は家に使う構造材を見にきたときに立ち寄った。
44番の大寶寺(だいほうじ)は四国88箇所巡礼を通しで行なうときちょうど中間点にあたり「中札所」と呼ばれる。とくべつ険しい場所にあるわけではないが、前の43番の明石寺からの道のりは約80kmでいくつかの峠越えがあり、歩けば20時間という、やはり「遍路ころがし」の霊場なのである。
駐車場は寺のすぐ近くにもありそうだったが、手前の駐車場から歩いていくことにする。参道に巨杉が続く。
風格のある山門が近づいてくる。
天気は回復した。あと残りは松山市内の3寺、そして久万高原町の2寺である。中でも一番の奥、しかも歩きがいがある久万の45番「岩屋寺」を先に打ってしまうことに。
岩屋寺は3年前にいちど訪れたことがある。荘厳な岩場に張り付いたお寺で、駐車場からは徒歩で急坂を20~30分歩かねばならない。
途中にお店があり、ずっこけるような文句が書かれているw。
山門。道はここで折れ曲がる。
地方の小都市の安ビジネスホテルはタバコ臭くてきれいとは言い難いところが多いが、ここは設備も良くアタリであった。600円台で朝和定食が食べれる。食堂もきれいで、ベルナール・ビュッフェのリトグラフや古民具などが飾ってあった。
西条に泊まったのは60番「横峰寺」に行くにはかえって好都合。この寺も難所のひとつで車道のなかった頃は「遍路ころがし」の寺であった。
車道は途中から有料でマイクロバスも通れるというし、地図で見ると尾根沿いなのでそれほど険しくなさそう。だが、先日の雪の影響はないか? 天気予報では降雪の危険も臭わせる・・・。
が、これまたあっさりと到着。駐車場の手前に少し雪が残る程度で、途中から陽が差してきたではないか。早朝とて広々とした駐車場はがら空きだが、それでも団体のマイクロバスが数台。
その団体さんを追うようなかたちで歩き始める。ここは寺まで駐車場から下りの道になる。