『ドゥーパ!』掲載、Mさん、見てネ♪


9月の台風9号で、荒れに荒れた群馬の山。アトリエすぐそばの崩落した道は、ようやく工事が始まり出した。建設資材を上げるためのミニモノレールが設置され、ボーリング工事(地質調査)が始まったところだ。相当大掛かりな工事になるだろう。

でも、台風も悪いことばかりじゃない。沢は深く掘れたところができて変化ができたし、風倒木がそこかそこに落ちていて、囲炉裏やカマドの薪に困らない。

今月号の『林業新知識』で森林科学者の藤森隆郎(ふじもり・たかお)氏が書いていたが、日本は気象が激しく、台風は被害を起こすけれども、それゆえ光環境が変化し「モザイク的多様性」が生まれる。生物多様性が高いのは、そのせいもあるのだ。

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タネ採りと桐下駄


いろいろと種採りをしては、まいたりしている。豆類、ソバなんかは成績がいい。青菜は育たないのが多い。市販されている種はF1でその種は発育不良だったり形質がばらばらになるが、品種によっては栽培可能で、毎年自家採種を繰り返していると、その土地にあった種になるらしい。

なんでこんな面倒くさいことをやっているかというと、アトリエの畑に勝手に毎年は生えてくる菜の花なんかは、肥料も手入れもなーんにもしないのにすごく大きくよく育つ。同じアブラナ科なのに、買ったタネはぜーんぜん育ちが悪いのがある。タネそのものにも問題があると見た。

だから自家採種はひんぱんにやって保存している。タネも買うとけっこう高いし。それに、先日、四国・九州まで旅している間、スーパーで買った野菜を食べたりしたのだが、これが恐ろしく不味い。とくに酷いのがトマトとキュウリ。旅先で、アボカドとトマトとタマネギと柑橘のサラダをつくってパンにはさんで食べたりしたのだが、このトマトと、ちかごろはアボカドも不味い。

ゴボウのタネを採ってみた。さてこれでできるかな?

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