いろいろと種採りをしては、まいたりしている。豆類、ソバなんかは成績がいい。青菜は育たないのが多い。市販されている種はF1でその種は発育不良だったり形質がばらばらになるが、品種によっては栽培可能で、毎年自家採種を繰り返していると、その土地にあった種になるらしい。
なんでこんな面倒くさいことをやっているかというと、アトリエの畑に勝手に毎年は生えてくる菜の花なんかは、肥料も手入れもなーんにもしないのにすごく大きくよく育つ。同じアブラナ科なのに、買ったタネはぜーんぜん育ちが悪いのがある。タネそのものにも問題があると見た。
だから自家採種はひんぱんにやって保存している。タネも買うとけっこう高いし。それに、先日、四国・九州まで旅している間、スーパーで買った野菜を食べたりしたのだが、これが恐ろしく不味い。とくに酷いのがトマトとキュウリ。旅先で、アボカドとトマトとタマネギと柑橘のサラダをつくってパンにはさんで食べたりしたのだが、このトマトと、ちかごろはアボカドも不味い。
ゴボウのタネを採ってみた。さてこれでできるかな?
ところできょうびの農政・コメの問題も凄いことになっているようだ。「食政策センター・ビジョン21」を主宰する安田節子氏のブログから。
http://www.yasudasetsuko.com/diary/2007_10.html
ついでにタネが世界を制す。世界の小規模農家、自家採種を駆逐するモンサント社の話題もいかが。
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/070117.htm
閑話休題。YKが和服ならそれに対抗ってわけでもないんですが、このごろはこんな格好で。
そして「下駄」がイイ。例の県庁のイベントのときに手にいれた桐下駄である。汗かきの足なので無垢の木が吸い付くようにやさしい。いや、人生観変わりました。
なにしろ驚くほど軽い。この薄さだもの。鼻緒の入り込む角度も本物は微妙にちがう。
歯が減ったらおじさんのところに電話してすげ替えに行くつもりだ。それまでなるべくキレイに履きたい。だから、この頃は朝起きると囲炉裏部屋を雑巾がけしたりなんかして。素足が汚れると下駄が汚れてしまうからね。これも本物の功徳かな。