今年の春、取材旅行の途中で立ち寄った足助の鍛冶屋さんで買ったトチカンで木を出してみた。倒した木の小口にこのクサビをヨキの背を使って打ち付け、ロープで引いてくるのである。
カテゴリー: 道具類
初チャパティー
今年初収穫した小麦が十分干し上がった。途中、家の中で保存中に一部ネズミに食われたり、いろいろとトラブルはあったものの、ようやく粉に挽けるようになった。さっそく石臼で。
最初、かたくしぼった濡れ布巾でごりごりと麦粒の汚れを拭く。次に、少量づつ石臼の穴に粒を入れながら、ゆっくりと2度匹挽きし、それを粉フルイにかけて皮を取り去る。これで全粒粉ができた。
ドラム缶風呂と枝豆
久しぶりにドラム缶風呂をやった。例の水道管モンダイが復旧して、オーバーフロー水が潤沢にあるのでやる気になったのだ。夕闇がせまる頃、暮れゆく山の空を眺めながら湯につかる気分はなんとも言えない。家に車が横付けできず、車止めから徒歩で上がらねばならない不便さは、こんなとき利点となる。
配管する/その2
さて、昨日の水道工事について、続きをひとつ。この水道工事の中に、山暮らしに欠かせない重要なテクニックがちりばめられている。イラストとともにそれを書き留めておこう。
地中の漏れを確認するために、イタルさんの記憶にそって掘り出した40年前の配管の塩ビ管。こんな感じ。
配管する/その1
水道のトラブルがまだ尾を引いている。最終槽に水が溜まらず、ここ数ヶ月はオーバー・フロー水がまったくといっていいほど流れていない。中継タンクを掃除し、水源を直したのだが、まだトラブっている。
この水源は、アトリエと、イタルさんちと、Oさん宅との3件共同で使っている。最終槽から3本に管が分かれて各戸へ地下配管されているのだが、それは16mm程度の塩ビ管であり、石垣を縫い、樹木の根のすき間を這っているのだ。
最終槽に一番近いのがアトリエで、イタルさんちはそれに隣接する。Oさん宅はぐっと離れており、僕ら2件からかなり下流に位置する。
昨日の朝、イタルさんともう一度、雨降るなか中継タンクのチェックに行く。カッパを着ていったのだが、水の作業ゆえ全身びしょ濡れ。そうして調べてみると、水源からの水は、最終槽に来ているのだ。なぜ水が溜まらないのか? どうやら地中管の破損、もしくは一番下流にある Oさん宅に問題があるしか考えられない。どこか下で漏れているのだ。