地区の共同清掃に参加。国道の草刈りとゴミ拾いを朝から2時間ばかりやる。まわりはお年寄りばかりだが、作業の合間にいろいろ聞いたりして取材。
アトリエに戻って朝食兼昼食は焼きそば。富士宮の焼きそばを思い出し、ちょうど豚肩ロース塊があったのでその脂身部分を細かく切り、中華鍋に投入。ヘラで押しつけながらラードを滲み出させる。これはチャーハンなんかでも有効なテクだが、ラードが出きった後に焦茶色の脂片が残る。これを「肉カス」といい、富士宮では焼きそばの味わいに使っているのである。
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
地区の共同清掃に参加。国道の草刈りとゴミ拾いを朝から2時間ばかりやる。まわりはお年寄りばかりだが、作業の合間にいろいろ聞いたりして取材。
アトリエに戻って朝食兼昼食は焼きそば。富士宮の焼きそばを思い出し、ちょうど豚肩ロース塊があったのでその脂身部分を細かく切り、中華鍋に投入。ヘラで押しつけながらラードを滲み出させる。これはチャーハンなんかでも有効なテクだが、ラードが出きった後に焦茶色の脂片が残る。これを「肉カス」といい、富士宮では焼きそばの味わいに使っているのである。
朝、畑の草刈りと収穫に行く。相方は石垣とアプローチの草刈り。2週間も旅で空けたので、草刈りはかなり大変。でも、白菜、ほうれん草は順調だし、豆類の成長もすこぶる良い。オクラとミニトマト、枝豆、ミョウガ、ショウガを収穫。素麺で朝食兼昼食。


朝、Y先生が「これコピーしてくれる?」と新聞のスクラップを持って来た。足下にはクリがどっさり。近所にコンビニなどないの山暮らし、僕らのアトリエはしばしコピー屋となるのだが、新プリンターは修理に出したばかり。旧Macと旧スキャナ&プリンターを押し入れから取り出してセッティング。どのみち今回の連載原稿はこれで作らねばならない。

車の音もほとんど聞かれない静かな山暮らしだが、最近は「ドン!」「カン!」「バサッ!」と変な音が聞こえてくる。実りの秋で、クリ、カキ、クルミ、ドングリなどが地面や屋根に落ちる音なのだった。朝、畑に出て草刈り。枝豆を収穫。これは『現代農業』の連載を読んでアトリエに訪ねてきてくれた隣町のIさんが持って来てくれた丹波の黒豆だ。背丈は伸びなかったが、虫害もなくよく結実した。茹でて食べるとすばらしく旨い。
朝、連載の原稿書き。僕は明け方の意識が朦朧としている布団の中でアイデアや文章が浮かんできたりすることが多い。いつもの遅~い「朝食兼昼食」の前にクルミを食べた。これは今回の旅先で拾ってきたものだ。兵庫で間伐崩壊の山を撮影していたら、道ばたにクルミがどっさり落ちていたのだった。
日本産のオニグルミはとにかく硬い。トンカチで叩いて割るのだが、ぐじゃぐじゃになってしまったりする。そこで、いったん水に漬けてから、火で煎ると中央の筋のところに割れ目がひらく。そこをナイフで割ると二つにきれいに割れる。でも熱で味が若干変わるのだ。本当は、オニグルミはそのまま割って生で食べるのがいちばん旨い。シーズン新物の味はそれはそれは感動的である。
