3,500円の宿は大通りに面した小さなビルの3階だった。グーグルマップでもなかなか見つけられず、ようやくたどり着く。かなり狭い部屋にベッド。テレビと冷蔵庫は付いている。トイレとシャワー、洗面所は共同。ナルホド。荷物を置いて早速外へ出る。一階のたこ焼き屋も美味しそうだったが、すでにお目当の店を決めてある。
月: 2018年10月
上野と名古屋の会議
今日は名古屋で大地の再生関係の会議に出る。昨夜はフリーだったので赤羽の定宿でシャワーを浴びて街に繰り出したところ、しばらくして矢野さんから電話が入り、現場が遅れて台風の前に仕上げたいので名古屋の会議には出ず、仙台に残るという。そして、
「伝えてもらいたいことや渡したい資料があるので、これから新幹線で東京へ行きます」
というのだ(!)。急遽上野駅へ向かい、改札で矢野さんの到着を待ち、構内のカフェで打ち合わせ。仙台の現場の状況説明から明日のマニュアルのプレゼンに対する意向まで1時間半ほど。矢野さんは満足した様子で、最終の仙台行きで帰っていった。
暗いうちに起き出して近所のコンビニで資料のコピーをとり、新幹線に乗る。朝食は駅弁。崎陽軒のスタンドを見つけて人気の「横濱チャーハン」。
草月会館、イサム・ノグチ、プロビデンスの目
新幹線でパソコンを打ちながら昼過ぎに東京に着き、出版社巡りを2件。『現代農業』の編集部は赤坂にあり、ビルから逆方向に坂を上がれば青山通りに出る。通りに丹下健三設計の「草月会館」、その中にあるイサム・ノグチの石庭『天国』を私はよく見に行く。今日はその石庭をベースにした展覧会が開かれていた。
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大地の再生@仙台2/杜の街と再生・創造の関係
桂旅館という大きなアパート風の宿、中には職人さんたちがびっしりで、朝から大きな食堂で自分でご飯をよそって食べる。オカズが満載の上に、自家製のお米が食べ放題だそうで、朝から満腹になる。北関東〜東北にはこのような職人さんご用達の宿が多い。私も若い頃、肉体労働のアルバイトで渡り歩いていたとき世話になったものだ。
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大地の再生@仙台1/移植と造成
仙台は大きな現場だった。午後からの工程会議に参加し、その後夕刻まで敷地を見た。小高い丘の住宅地の中にある雑木林を造成して、施設と周囲の外構・庭を整備する仕事だった。本来の矢野さんの手法では元の植生を最大限に活かしてやるところが、法律的な問題で造成工事を行わねばならない。そこで樹木は根切りして、移植できるように仮置きしてある。