京都の町中散策を続けよう。料理屋の壁が杉皮に割り竹止めだった。いま、町家の側面はトタンを貼られてしまうことが多いが、昔はこんな処理だったのかな。
日: 2009年7月17日
京都四国旅(6.京都の底力)
山鉾巡行の終わりはあっけなく、デパートの階下へ降りると人の波が引き始めている。後を追うように町中を彷徨うが、すでに有料観覧席あたりも人は散っており、遠くお囃子の音を聴きながら、市内歩きを続けることにした。そこで出くわしたのが山鉾の解体現場。その日のうちに解体か、忙しいな。
これが辻回しに使われた敷き竹だ。
京都四国旅(5.京都の食)
立ち見見学にくたくたになり、飛び込んだデパートの京料理店で鱧(ハモ)を食べる。鱧は湯びきが絶品ですね。鰻や穴子と同じような旨味があるが、もっと清らかで複雑繊細な旨味だ。梅肉を擂ったやや甘みのある醤油だれのようなもので食べる。これがまたよく合う。
食べているうちに涙がでてきた。他は大味で鱧寿司なんかは美味くない。それにしても肉薄の湯びきがわずか4きれ・・・。魚屋で安く売っているが、やはり冴えた包丁と、湯から上げたてを食わないと、本当の鱧の繊細さは味わえないと思ってね。
京都四国旅(4.祇園山鉾巡行)
今日は祇園祭のクライマックス「山鉾巡行」の日。鉾9基、山23基の、合わせて32基の山鉾が京都の目抜き通りを曳き回される。まずはそのスケールの大きさをご覧あれ。