京都四国旅(5.京都の食)


立ち見見学にくたくたになり、飛び込んだデパートの京料理店で鱧(ハモ)を食べる。鱧は湯びきが絶品ですね。鰻や穴子と同じような旨味があるが、もっと清らかで複雑繊細な旨味だ。梅肉を擂ったやや甘みのある醤油だれのようなもので食べる。これがまたよく合う。

食べているうちに涙がでてきた。他は大味で鱧寿司なんかは美味くない。それにしても肉薄の湯びきがわずか4きれ・・・。魚屋で安く売っているが、やはり冴えた包丁と、湯から上げたてを食わないと、本当の鱧の繊細さは味わえないと思ってね。

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いっしょについてきた賀茂茄子の田楽。油を吸わないのかさっぱりとした食感。

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白濁する前のほんの一瞬しか取れない豚骨清湯スープ。正統派京都ラーメンの定番といわれる「本家第一旭 たかばし本店」のラーメン。旨いです、たしかに。飲んだあとに夜食的に食べると最高かも。

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天神さん近くでみつけた湯葉&豆腐屋。ホテル泊なら買い込むところだが、この日はアクティ泊だったもんで。

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西陣の昆布屋さん。昆布中心で、他の乾物はごくわずか、というところが京都だ。

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切り昆布を量り売り。これは利尻だそうだ。酒と醤油で山椒の実と炊く。仕上げにみりん。砂糖は使わないと、店のおばあちゃんの弁。

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京の味のベースの昆布は、海から離れた京都人の栄養を支えてもいた。

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京野菜と漬け物の町でもある京都。杉樽の艶がその年期を物語る。しかし、いまはビニールパックが・・・。

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嵐山で食べた豆腐御前。高いといえば高い。しかし、こんなものも好きなのだ、私は。ここでは鱧の天ぷらも頼んでみたが、湯引きに感じた繊細さは消し飛んでいたな。

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