京都四国旅(4.祇園山鉾巡行)


今日は祇園祭のクライマックス「山鉾巡行」の日。鉾9基、山23基の、合わせて32基の山鉾が京都の目抜き通りを曳き回される。まずはそのスケールの大きさをご覧あれ。

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最大級の鉾(ほこ)7基の重さは約10~15トン。高さは地上から屋根まで約8m、地上から鉾頭まで約25mある。車輪の直径は約1.9m。骨組みの素材は木と若干の金具、そして組み立ては貫と藁縄で緊結される。そこにきらびやかな飾り物がつけられるわけだが、それらは重要文化財になっているものが多数あり、山鉾自身も29基が重要有形民俗文化財になっている。

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巡行の時に綱をひく役を「曳子」といい、各鉾に30人~40人がつく。最大の見せ場は交差点を90度ターンをする「辻回し」と呼ばれる場面である。鉾の車輪は舵取りができないので、交差点の中央で人力で鉾を回転させるのだ。その方法はというと、割り竹を多数地面に敷いて、その上を車輪が滑るように水をかける。そして人力で綱を引いて鉾を回すのである。

さて、その辻回しの場所は3カ所あるが、有料桟敷席もあったりして、無料でしっかり見れそうなのは最初のコーナーだ。そこの場所取りをすることにした。私たちは歩道側で立って待っていたのだけど、道路側にも座っている人が・・・。でもやっぱりお巡りさんが来て「はーい、道路側にいる人、そこはダメですよ~どいてどいて」と蹴散らされてしまったのでした。ちなみに置いてある樽は辻回しに使う水を溜めてある。

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そして、9時半過ぎ。ようやく、キタ=====!!!

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白粉を塗った稚児さんが乗っています。

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いよいよ辻回し。交差点の中央で行われるようだ。

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一回目はしっかり目で見ようと写真を取り忘れた。これは2回目の引きで車輪に割り竹を敷いているところ。

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これから三回目。ロープの太さはかなりのもの。

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ようやく90度方向転換していざ出発。先導役2人の扇の動きが優雅でよいです。そしてお囃子の音が優しくてすてきだ。

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続いて次々とやって来る山と鉾。山は小さいものが多いので神輿のように担いで回転できてしまう。

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小雨がぱらつく天気でビニールカバーをした山鉾が多かったが、外しているものも。この刺繍のタペストリーが山鉾の際立った美しさを演出している。高山の山車は彫刻に技巧をこらしていたのが目立つが、さすがに京都らしいというべきか。

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ひときわ目をひく船鉾。

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牛若と弁慶をモチーフにした山。ここでさすがに立ちっぱなしの見物に疲れて、場所を離れることに。

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(続く)


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