久しぶりに肉を買ってきてスパゲティミートソースを作った。この頃のアトリエの食事はほとんど菜食に近い。ここでは動物食を食べたくなくなるほど、穀類や野菜が美味いんだよね。
で、なんでミートソースかというと、たまたま冷蔵庫に安い赤ワインがあったところへ、図書館で落合務さんの『パスタの基本』という本が目に止まって、それを読んでいたのだ。カラー写真の料理本にろくなものは無いのだが、これにはピンと来るものがあった。
「ひき肉を炒めるときはぜったい混ぜない。焦げ目をつけないと美味しくないからだ」
これが、目からウロコだった。そして「ソフリット」と呼ばれる香味野菜(タマネギ、セロリ、ニンジン)のみじん切りを炒めたものを混ぜる。これらを赤ワインで煮込む。
トマトは別鍋でソースに煮詰め、両方を合わせる。塩とコショウ、ナツメッグ、これだけ。
途中からは適用にアレンジしたが、美味い!
良い料理本は手元に置いておきたいものである。この本、買うことにした。