スーパー林道からなんと降りれるようになったので、久しぶりに町へ出た。林道の崩壊地をつぶさに眺めた。沢筋は例外なく崩壊。ふだん水が出ていない所から水が吹き出して土砂崩壊している場所がいくつも見られたのが印象的であった。
月: 2007年9月
救援物資到着
今日も町に降りる道は断たれたまま。ブルドーザーで土砂を掃きに、こちらに向かっているらしい。
「しかし、カップラーメンでもいいから、何か救援物資とか、来ないのかな」
などと冗談を言っていたら、本当に消防の人たちが救援物資を届けに来た。一人一袋、けっこうな重量。
雨と土と植物と
早朝、集落の被害状況を見回りにいく。擁壁崩壊の末端部は民家からわずか10数メートルというところで、あわや人災になるというスレスレの位置だった。大木の倒壊で道が塞がれた場所、石垣が壊れた所が何カ所かある。
台風直撃
群馬は比較的災害の少ない県といわれているのだが、今回の台風は数日にわたって断続的な豪雨をもたらし、わがH集落もひどい被害を受けた。
台風が通過する前日の昼から、上野村へ続く国道とスーパー林道は通行止めになった。その夜の風雨はここに越して3年間の中で最大のものであったろう。その晩は万一にそなえ建物の背後にある石垣から遠い場所、いつもよりベランダ側に布団を移動したほどだ。
上田~茅ヶ崎2007
またまた林業の取材で遠出。群馬の県北から長野へ抜け、上田で一泊。ま、取材の内容は例によっていずれの成果で語ることにして、その他のもろもろをここで書くことにする。
吾妻郡・川原湯温泉
さて、群馬での取材を終え、上田へ向かう途中は、まずは温泉である。川原湯温泉の「王湯」へ入る。300円。ここは露天風呂もあるのだが、内湯のほうが雰囲気があり落ち着く。ちょっと灯油のような臭いがある不思議な湯なのだが、実に効く。これが八ツ場ダム建設で失われてしまうのはまったく惜しい。でも番台のおばちゃんの話しでは「工事が遅れているらしくてあと3年は営業できそう」という。
嬬恋を通って長野へ。YKが、池波正太郎の『真田太平記』全12巻を読書中のこともあって、途中、真田城址跡に登ってみる。