とうが立ちはじめた畑のホウレンソウ、ハクサイ、越冬してようやく勢いがついてきたパセリとフェンネル、湿地にもどってクレソンをたっぷり摘んで、サラダをつくる。水切りにはサラダ・スピンナーという遠心力を用いる手回しの道具が便利。パン粉を軽く煎ってトッピングにし、ワサビドレッシングでいただく。
日: 2006年4月17日
その鳥の名は
16日の日記に書いておいた奇妙な鳴き声の鳥が解った。「アオバト」である。鳴き声は「ホーヮーオ、ホーィーオ」という感じで、鳥とは思えない独特のトーンなのだ。遠くでその声を聴くたびに「気になる声だよなー」「あれって鳥なのかな?」などと相方と話ていたのだ。
しかし、僕はかつてこの鳥のカットを仕事で描いたことがあったのを思い出した。美しい色彩のハトで、海水を飲みに来るという変わった習性があるということだった。神流川流域はちょうど関東地方での生息の北限であるらしい。上野村では鉱泉の源泉に群れをなして飲みにくるという報告があるが、巣の発見例も少なく謎の多い鳥であるという。藤岡側にも塩泉があるので、それがこの辺にも棲んでいる理由かもしれない。
キタテハの産卵
すばらしい天気。早春の花が咲き乱れているアトリエ敷地の午前中は、春を告げるチョウたちがせわしく飛び交い、畑に出るのにデジカメを忘れようものなら、必ず取りに引き返すことになる。まずはコツバメが足下から飛び出す。春先だけに発生する地味で小さなシジミチョウだが、羽裏はツイード生地をみるような深い味わいがある。