朝5時起床。土間に移動して新曲のギターと歌の練習を2時間みっちり。その後、サヤインゲンなどの苗をつくっておいたものを畑に植えにいった。キャベツを初収穫した。硬いけど甘くてウマイ。さっそく和風スパに炒めてたべた(焼きそば麺がなかったので)。午後からまたギター。そして新作紙芝居のラフづくり。挿入歌を1曲つくる。
月: 2006年5月
草刈りの後で/鋸谷式間伐と田辺林道
Y先生の敷地の草刈りの手伝いにいく。僕らはエンジン式草刈り機を持たないので二人とも手ガマ(長カマ)である。昼食はエビ入り焼きそば。午後は雷が来たので早々と上がる。早めに風呂に入り、雨上がりの庭に出てビール。次いでバーボンの水割り。つまみはイタルさんからもらった青菜のおひたしとジャガイモとチーズのハッシュドポテト風。
声合わせ
相方と新曲の声合わせをやる。相方には 小野リサやジョビンの曲を頻繁に聴いてもらっていたのだけど、ボサノバの歌いかたは意外に難しい。抑揚やビブラートをつけてウマイ風に歌うとボサノバにならない。ごく普通の、喋るようなささやくような歌いかたでいいのだ。しかし、それではっきりと言葉が聞こえなければいけないし、抑制の効いた情感が欲しい。すなわちカラオケ的歌い方の対極にある方法なのだ。
しかし、これが実に難しい。というわけで相方に何度も何度もしつこく注文をつけて、歌いかたを修正してもらう。ギターの難易度もかなりのものだ。カポなしのE♭キー、しかもほとんどがテンション・コード。一気に5フレットも左手が移動するコード進行もある。ん~大変かな。というわけで、これから個展ライブまでの期間、毎日メトロノームを前にした戦いの日々が続く・・・。
ニホンミツバチ
前日、韓国の酒マッコリを大量に差し入れしてくれたH君と囲炉裏で飲み、朝はタケノコご飯を炊いて朝食。その後、H君の案内で中里のハチ名人の家を訪ねに行く。H君は某テレビ局のディレクターで、番組で名人を取材した経験を持ち、アトリエにはたびたびその名人のハチミツをお土産に持ってきてくれていたのだ。
ニホンミツバチ、この神秘の昆虫をご存知であろうか。彼らは自然状態では樹洞などの穴ぼこに巣をつくる。その習性を利用して、木をくり抜いた人工巣箱を設置して、ミツバチを呼び込み、その蜜を採るということが、山村では連綿と行なわれてきた。外敵のスズメバチに対して西洋ミツバチは皆殺しにされてしまうが、ニホンミツバチは団子状にススメバチを包んでしまい、熱殺することで有名である。
哲学堂ふたたび
さて、今日は前橋の友人H君が遊びに来るというので、高崎哲学堂で待ち合わせ。この建築の構造をもう一度眺めつつスケッチしているうちにH君到着。棗に付き合ってもらいチラシを渡したあとアトリエへ。
ともあれ、平屋建てなら間伐材でも住宅が造れる、という可能性を哲学堂は教えてくれる。そして23日のブログにも書いた安中の武家屋敷も。丸太そのままで材を使うと構造材としては最も効果的である。製材することで繊維を切断すると反力が弱まる。法隆寺をはじめとする飛鳥時代の建築が1000年以上保っているのは、クサビ割りと槍芬(やりがんな)で繊維を切断することなく材を用いたことも大きいのだ。