久々に児玉の助っ人Y氏がやってきてアトリエのスギ林に入った。まばらに広葉樹が伸びて、新緑の色を光に輝かせている。昨年からY氏もいっしょに選木し間伐した成果が見え始めている。「おお、明るくなったねぇ。気持ちイイねぇ」と声を漏らすY氏。足下にはスミレが咲いている。ケヤキやカエデが元気に育ち始めている。この広葉樹も大事に育てていこう。楽しみである。
日: 2006年4月28日
シータテハ
菜の花にシータテハがやって来た。後ろ羽の羽裏にアルファベットのC文字に似た斑紋があることから名付けられたチョウだ。同じくL文字のエルタテハというチョウがいる。ルリタテハにもL字伸ばしたような斑紋があるが、こちらは学名にカタカナの「ノ」の字が付けられている。この学名の名付け親はかのオランダの学者シーボルトだ。ルリタテハは同じ属のチョウの中で唯一、単子葉植物のユリ科を食草とする。しかも北米欧州に多い属の中で、ルリタテハは東洋に産する。極東の日本でこのチョウに出会ったシーボルトの感動が目に見えるようである。