かねの台座を作る


事務仕事や雑用が山のように溜まっているというのに、バロンが【飯追加コール】【遊んでくれコール】を頻発するのでイライラして進まない。外に連れ出して少し走らせることにした。

でも、すぐに下屋の中にすっ飛んで戻ってしまう。こやつかなり臆病である。ならば薪でも作るか・・・私が外で作業しているれば少しは安心するだろう。案の定バロンはパルテノンの中に入り込み、積んだ薪に登ったりして遊び始めたのだった(オドオドしながらだが)。

薪割りはバロンがいては危ないので、枝を短くノコで切っていた。ヤマザクラの枝薪を見ているうちに、今日はあれを作ってみようと思いついた。仏壇のかねの台座である。

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畑周遊、位牌とモダン


昨日は散骨の準備をした。

yuiさんが亡くなるぎりぎりまで、葬儀やそれ以降のお骨をどうするかなど考えられなかった。奇跡を念じて快復する夢を最後まで描いていたからだ。

最初は墓など考えず、散骨だけして小さな骨壺と写真だけ飾ろうか・・・などとイメージを持っていたので、葬儀が終わり、火葬場で焼かれたとき、散骨用の骨を小さな別壺に取り分けてもらっていた。

四十九日が終わり、やっとその骨壺を開ける気持ちになった。骨壺といっても直径5〜6cmの円筒形の陶器の壷で、それが六角形の銀糸の箱に納められているのだが、フタをあけると上までいっぱいに小さな骨が並んで入っている。

散骨は法律上2mm以下に小さく粉砕しなければいけないので、骨の中でもいちばん脆い肋骨だけを集めて入れてくれたのである(私も入れるのを手伝った)。それを上から棒でつつくと、あっという間に粉々になり、嵩ががくんと減ってしまった。

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開眼供養


2日前に仏具店から届けられた厨子である。屋久杉が使われている。賞賛されるほどの杢(もく)は出ていないが、屋久杉独特の色合いにすばらしい木目が揺れている。店頭で見て一目惚れしてしまった。

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厨子の台座(テーブル)を作る


先日以下のように書いたテーブルづくりに着手。

またDIYの必要にかられている。新たにテーブルが必要になる。テーブルというよりも台座といったほうが正確なのだが。

それは作業机・仕事机ではないので、どっしりとした機能は必要ないのだが、なにか象徴的な意匠のようなもの欲しくなってくる。とはいえ、この部屋にちゃらちゃらした装飾は似合わない。ミニマルな感じでそれを表現したい。

上に乗るのは厨子なので、テーブルというよりも台座(祭壇)の性格を帯びる。天板は愛工房のフローリング材をつないで作ることに決めたが、その下の板の止め方・脚の作り方がモンダイだ。

以前作ったミニテーブルのように、下に角材を置いてビス止めし、その角材に沿って脚をつければ簡単なのだが、それではあまりに簡易的すぎて厨子とのバランスがとれない。

そこでヤマザクラの枝丸太を皮付きのまま、前脚2本に使うことを思いついた。これは存在感が強烈である。が、天板との接合をどうするか?

閃いたのは以前の餅つきで作った石臼台座の「井桁組み」である。木目のいい鴨居用の長材(断面30×40mm)が残っている。それを井桁に組んで接合部の芯に丸太の芯を合わせダボ止めする。これなら見た目も美しいし、祭壇としての象徴性が出せるのではないか。

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