宿で朝食後、岸壁にはりつくお寺に登りに行った。和尚さんに指輪のいわれなどを聞く。指輪とは本来「願掛け」の印で、草の環を使っていたのだそうだ。小豆島観音像をまわり、財産区のヒノキ林を見にいく。台風被害の雪折れ(根からの倒復)が目立った。シンパク巨樹を見て池田港から高松へ渡る。
“8日目/小豆島~高松~別紙中山~高松” の続きを読む
7日目/直島~宇野(渋川)~小豆島
朝、「高知台風14号被災地、知事が視察」というニュースをやっていた。コペンを駐車場から出して直島に渡る。安藤忠雄設計の「地中美術館」へ行った。ここにはモネの最晩年の「睡蓮」シリーズ、ジェームズ・タレルとウォーター・デ・マリアの現代美術が設置されている。安藤忠雄の建築空間そのものが作品だということで、チケット売り場では「門をくぐったら写真撮影は禁止、建物に触らないように、携帯電話のスイッチを切るように」と説明を受ける。
6日目/高松市内
午前中、前に個展でお世話になった「展示工房・納屋De手仕事」のオーナーYさんに会いにいく。砥部焼の展示をやっていた。CDと『現代農業』の連載コピーをお渡しし、近況報告をした。昼食はうどんをごちそうになる。
午後は屋島を回り、高松駅前のサンポートと呼ばれる再開発地を見に行った。ここもまた流行のガラスを多用した建築だ。築港・港湾だけに工事費も凄かっただろうが、今後のランニングコストもまた膨大なものになるだろう。夕刻までホテルの部屋でパソコン、日記を打つ。ロビーのネットを利用して間伐掲示板に投稿する。夜は居酒屋カラオケに連れていってもらう。高松らしく魚の料理が美味しかった。
5日目/穴吹~貞光~大豊~早明浦ダム(大川村)~西条(愛媛)~別子~高松
大川村を目指した。早明浦ダムの集水域の人工林は各所で崩壊だらけであった。国道には工事車両、大川村役場は工事事務所のようになっている。「この台風で1年分の仕事が確保できた」と土建会社は喜んでいる。崩壊した箇所はコンクリートで塗り固められる。そこから崩壊面の線香林が針のように突き上げている。いま、日本の山でそんな光景が増えつつある。
“5日目/穴吹~貞光~大豊~早明浦ダム(大川村)~西条(愛媛)~別子~高松” の続きを読む
4日目/穴吹~木屋平~祖谷~京柱峠~高知~安岐~馬路村~魚梁瀬~東洋町~徳島」
朝食をいただいた後、コペンで穴吹川を遡り、剣山の登山口へ向かう。正規の国道ルートは復旧不能の崖崩れで不通。迂回路は岩山の絶壁を行くコンクリート舗装の道だった。剣山山頂付近の原生林は非常に価値あるものだが、その下の人工林は酷い崩壊を見せていた。
“4日目/穴吹~木屋平~祖谷~京柱峠~高知~安岐~馬路村~魚梁瀬~東洋町~徳島」 ” の続きを読む