紀伊半島の人工林地は救えるのか?


1ha当たり5000~6000本植えという、本州の一般的な植林密度の2倍近く密植している紀伊半島の人工林。間伐政策は遅れ、巻き枯らしもされず、それでも風雪害に遭わず超線香林状態で立っている。

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安川渓谷を歩く


さて、あまりにも痛々しい人工林崩壊地の記事が続いたので、紀伊半島の名誉のためにも優良な自然を紹介しておこう。日置川源流の安川渓谷である。照葉樹林が残されている。所々に天然の針葉樹も配置され、一目見てその豊かな樹種の豊富さが解る。

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日置川源流、熊野(いや)崩壊地を行く


日置川の源流部の大崩壊地を見に行く。グーグルの航空写真で見てもその崩壊地は広大だが、一帯はすべて人工林地に見える。それを確かめたい。

途中も線香林が続く。ここは石垣に守られた畑だったところ、離村するに当たって植林していったという感じである。テープを巻いてあるのでこれから間伐を入れるのかもしれない。

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滝尻崩壊地の林相を探る/その2


それにしても荒涼とした林内である。わずかに乾燥に強いシダや、サカキなどがぽつんとあるだけで、ヒノキ以外の植物はほとんどない。枯死木が少なく、根倒れ木は見当たらない。転がっているのは過去に伐り捨て間伐したヒノキである。

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