埼玉の講演の帰りに、「2011紀伊半島豪雨」での奈良県側の崩壊地を見てきたのでその写真をいくつかアップしておこう。
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三重県との県境で見た崩壊地。深く崩れるのは尾根のてっぺんから始まっている例が多い。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
埼玉の講演の帰りに、「2011紀伊半島豪雨」での奈良県側の崩壊地を見てきたのでその写真をいくつかアップしておこう。
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三重県との県境で見た崩壊地。深く崩れるのは尾根のてっぺんから始まっている例が多い。
熊野古道の大崩壊地へ行ってきた。三越峠の先にある所で、区間でいえば中辺路ルートの湯川王子と発心門王子の間にある。案内のKさんは、世界遺産になるずっと前から熊野古道を縦横に歩かれている大ベテランである。
埼玉の講演の後、実家や東京での所用を済ませて西へ。三重の松坂から櫛田川沿いに奈良の吉野に入り、そこから五條市、十津川村を通って2011紀伊半島豪雨の奈良県側を観察し、熊野本宮へ入る。
奈良県側の崩壊地は大型で痛ましく、工事もかなり大掛かりに進められていた。
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吉野は吉野林業地として名を馳せている一大林業地だが、間伐の遅れた線香林ばかりで主要幹線沿いにいい山はほとんど見られない。それでも手前の三重県側の林道に、いい山を見つけた。
熊野の人工林の、構造材としては柱以外に使いづらい間伐遅れの山の小中径木を、どう商品にしたらよいか? アイデアがないわけじゃない。いま健康な国産の無垢材を求めている人が、実はたくさんいるわけで、床材、内装材、漆喰壁の下地などに、無垢の木を使う需要はかなり期待できる。
その証拠に、スギの足場板(建築の仮設工事に使う捨て板)がホームセンターに出回り、それを内装材として扱う業者が出てきた。安藤忠雄が「光の教会」で足場板を床材として使ったのは有名だが、足場板の分厚くてラフな感じが、商店やオフィスの床材にもてはやされ始めているのである。