朝、Y先生がやって来た。まだ痛みがあるらしいが顔色もよく元気そう。敷地と畑の見回りを一通りするだけで、書ききれないほどこの日記のネタはできてしまう。石垣のきわに出てきたユリ科の植物の葉っぱを刈らずに残しておいたら、それはなんとニッコウキスゲだった。その開花が始まった。この有名な花を初めて見る相方は大喜び。

イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
朝、Y先生がやって来た。まだ痛みがあるらしいが顔色もよく元気そう。敷地と畑の見回りを一通りするだけで、書ききれないほどこの日記のネタはできてしまう。石垣のきわに出てきたユリ科の植物の葉っぱを刈らずに残しておいたら、それはなんとニッコウキスゲだった。その開花が始まった。この有名な花を初めて見る相方は大喜び。

締め切りを過ぎて滞っていたパッケージデザインとロゴの仕事のアイデアがまとまり、早朝から起きだして一気にラフ案を仕上げる。ベクトルデータの入ったillustratorのファイルをフォトショップに読み込んでjpgファイルに変換し、仕事先にメールで送る。まったく便利になったものである。写植をノリで切り貼りしたり、ケイ線を丸ペンやロットリング(懐かしいですね・・・)で描いた時代から思えば、この10年の変化は驚くべきものがある。
今日は6月の第一土曜で、桐生の骨董市があるので、仕事メール送信後すぐに出かけた。が、2時を過ぎて雨が降り出し、僕らが各露店を見終わらないうちに店をたたみ始める。群馬をドライブしていると「骨董屋」が多いと感じていたが、これは古民家2階のかつての養蚕作業場が物置になっている例が多く、民具などが残されているからではないだろうか。相方は古着・古布に、僕は山道具の刃物類や昔の鍋釜に釘付けになる。しかしまあ桐生は古い建物見るだけでも面白いんだわ。赤瀬川原平「トマソン」撮りまくり、だわな。

チェーンソーのメンテをして、放置しておいた間伐材を薪に仕立てる。薪割り、薪の移動と積みなおし。薪置き場から乾いた薪を建物のほうに移動したりするのである。廃材も全部片付いて、敷地の通路がすっきり。かなり汗をかくが、これが気持ちイイ。

前日、夕刻から仮眠して連載原稿のラフにかかる。徹夜で午後までぶっ続け。しんどい・・・。雨が続いて畑のヒマワリやゴボウが芽を出す。ジャガイモもさわさわと元気に葉を茂らせている。メールとファックスを送ってから藤岡の図書館へ。
新町の中華「香雅」で定食を食べる。暖かないい感じのお店で味もよかった。しかし、群馬の旨い店は味付けがちょっと塩っぱい。ドカッと来るオトコの食い物なのだ。相方は苦戦しつつも完食。店内は麺類を食べている若い客も多かった。餃子も美味しそう。次回は食べてみよ。
帰りにフレッセで買い物したら小梅が400円で売っている。ああ、このサイズの梅ならアトリエ敷地の水路に1万円分くらい落ちてる・・・。そういえば石垣アプローチの柿がたくさんつぼみをつけている。今年は生り年かも? トキサケを仕入れて柿の葉寿司をつくってみたいな。

Y先生やイタルさんの指導のもと、ド素人の僕らが見よう見まねでやってきた畑仕事。それは敷地の整備と歩調を合わせて進んでいった。なにしろ、2年ほど放置された場所だから、雑草・灌木刈りから始めねばならなかったのである。小石の多い傾斜地の畑という特殊性に加えて、この畑敷地がかつてどのような使われ方をされたのか? という問題もある。
